OneNote 、使っていますか?

作成日:2020/03/04
更新日:2021/01/25

お役立ちコラム

OneNote 、使っていますか?

皆さんは、OneNote を使っていますか? もしかすると、OneNoteってなに?という方もいらっしゃるかもしれません。
OneNote は Microsoft が提供している「デジタルノートアプリ」です。
以前は Microsoft Office の1アプリケーションでしたが、 Windows 10 ではあらかじめインストールされていますので、誰でも使えるようになっています。

OneNoteの機能

「デジタルノート」というだけあって、OneNoteではテキストをはじめとして、さまざまな形式のデジタル化された情報を「ページ」上にまとめて書き込むことができます。
例えば、画像、動画、音声、Word や Excel などの Office アプリケーションのファイル、PDF、そしてWebのキャプチャを取り込むこともできます。
さらに、PCにカメラやマイクがついていれば、OneNoteアプリで直接撮影や録音も可能です。
さらに、デジタルペンが使えるタブレットタイプのPCと組み合わせれば手書きのメモも記録できます。
これらの情報はすべて同じページ上にまとめることが可能で、例えばプロジェクトに関するメモや記録を、一つのページにまとめておくこともできます。

また、「デジタルノート」というだけあって、実際のノートと同様、いやそれ以上に情報の整理が可能です。
一つの「ノートブック」には複数の「セクション」を持つことができます。
これはノートにインデックスを付けるイメージです。
また、「セクション」の下には、複数のページをまとめることができるので、たくさんの情報の分類も簡単にできます。
OneNote のデータは Microsoft のクラウドストレージサービス OneDrive に保存されます。
OneDrive を使るメリットは、次で紹介する「いつでもどこでも使える」ということに役立っています。

マルチデバイス対応&共有で、いつでもどこでも使える、みんなで使えます

OneNote はPCだけでなく、さまざまな機器で使うことができます。
iOS や Android に対応したスマートデバイス版のアプリが提供されており、さらにWebでもアクセスが可能です。
これらはすべて OneDrive 上の OneNote のファイルにアクセスすることで実現されています。

例えば、外出先で写真や動画を撮影し、スマホの OneNote アプリを使って保存しておけば、オフィスに帰ってすぐにPCでこれらのノートを開いて、記録しておいた写真や動画を見ることができます。

また、ノートブックの共有も簡単にできます。
OneNote 上で共有設定を行えば、同様に OneNote を使っているユーザーに簡単に共有を行うことができます。
さらに、最近導入が進む Microsoft Teams でも、チャネルに OneNote ノートブックを追加してチームでノートブックを共有して使うこともできます。

アプリ連携なども活用して業務のデジタルトランスフォーメーションを

Webブラウザの Edge や Chrome、Firefox には、OneNote にWebページのキャプチャやテキストデータ、ブックマークがノートに保存できる機能拡張「 OneNote Web Clipper 」が用意されています。
「 OneNote Web Clipper 」を使えば、資料としてWebの内容を保存しておきたいときでもワンクリックで OneNote に保存できます。

Microsoft が無料で提供している Office Lens アプリは、iOS・Android に対応したカメラアプリです。
撮影したデータはOneNoteのノートに直接保存することができます。
Office Lens は OCR による文字認識が可能ですので、名刺を撮影して、文字認識をさせたテキストデータを OneNote に保存すれば、名刺管理が簡単にできます。

会議の議事録を取るのにも OneNote は活用できます。
Outlook の予定画面で表示されるツールバー上の「会議ノート」をクリックすれば OneNote のノート上に会議日時や件名、出席者などの情報が自動で取り込まれます。

さらに、録音機能で発言を音声で残したり、先ほど紹介した Office Lens の持つ「ホワイトボード撮影モード」で見やすく補正されたホワイトボードの書き込み内容を議事録の一部として使ったりすることも簡単にできます。

これを Teams 上で共有しているノートブックに保存すれば、すぐに議事録の配布もできるので、議事録にかける時間を大幅に短縮できます。

このように OneNote は、まさに日々の仕事のデジタルトランスフォーメーションを実現できる大きな可能性をもったアプリです。
まだお使いでない方は、まずは、ちょっとしたメモから使い始めてみてはいかがでしょうか。

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