無線LAN コンシューマー用 vs ビジネス用

作成日:2019/07/13
更新日:2020/04/09

お役立ちコラム

無線LAN コンシューマー用 vs ビジネス用

無線LANとは

無線LANとはその名のとおり、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術の総称です。
最近では、パソコンはもちろん、スマートフォンやゲーム機、テレビなどの家電製品も無線LANにつながるようになりました。

テレワークの普及に伴い社内のパソコンもノートPCが増加する一方で、まだLANケーブルを挿してネットワークに接続されていませんか。
「Wi-Fi」も頻繁に耳にする言葉ですが、無線LANと何が違うのでしょうか?
大ざっぱにいうと、無線LANの中にWi-Fiが含まれます。

Wi-FiはWi-Fi Allianceという団体が認証する無線LANの認証規格で、異なるメーカーの機器同士でもWi-Fiの認証を受けていれば相互接続が保証されます。


そんな無線LANには、ビジネス用とコンシューマー用があるのをご存じでしょうか?
本コラムでは、それぞれの違いや特徴をご紹介します。

コンシューマー用無線LAN

家で無線LANをお使いの方の多くは、ルーター(=インターネットとLANの間に設置され双方間の接続を行う機器の総称)機能を備えたWi-Fiルーターとして活用されています。

無線LANが普及する前はルーターからLANケーブルを介してパソコンに接続し、パソコンの台数が多い場合はルーターとパソコンの間にネットワークスイッチを設置していました。

現在ではWi-Fiルーターが普及したことで、ルーターから電波が飛ぶためパソコンとルーターまでのLANケーブルが不要になり、接続数が増えてもネットワークスイッチも不要、そして何よりケーブルにつながなくてもネットワークに接続できるので、移動しながらパソコンやスマートフォンも利用できるようになりました。

また、価格面ではビジネス用と比べると安価な製品が多いのが特徴です。

コンシューマー用無線LANの利用例

ビジネス用無線LAN

ビジネス用となると接続するパソコンなどの機器が多いので、それに対応できる性能が必要です。
そのため、無線LANルーターでも良いのですが、ルーター機能を含まない無線LAN機能のみの無線LANアクセスポイントを複数台設置するのが主流です。

このように多くの機器が接続できる環境を用意するために必要となるのが、各アクセスポイントに何台、どの機器が接続できる、などを管理する機能です。

最近では、ノートパソコンはもちろん、スマートフォンなどのスマートデバイスを業務用に活用される企業も増えています。
このような機器は移動しながら利用される方も多いので、下記図のようにAの無線LANアクセスポイントに接続していたのを、移動してBの無線LANアクセスポイントへ接続するような場合、AからBへ接続が切り替わるのに利用者が接続断などの影響を受けなくする機能が、いわゆる「ローミング」です。

このローミングを使用する際は管理サーバーが必要になります。

ローミング概要図

また、コンシューマー用でも同様ですが、無線LANは電波でパソコンなどの機器に接続します。
その電波は目に見えないため不正に接続されていても見た目ではわかりません。
そこで、接続を許可する機能を備え不正アクセスから守る必要があります。

この不正アクセスへの対応を含め、無線LAN情報セキュリティーは大きく3つの要素があります。

1.機密性

いかに情報漏えいをしないように管理できるか

2.完全性

情報が正しく、そして完全であることをどのように表現するか

3.可用性

情報を利用したいときに利用できるようにしておく

この情報セキュリティーを確保することで、無線LANを有効に利用することができます。
ビジネス用はコンシューマー用に比べセキュリティーの強化された安心・安全、かつ、無線LANの利便性をより活用できるITインフラです。

まとめ 無線LANのコンシューマー用とビジネス用の違い

コンシューマー用は数台のデバイスを接続し、直接インターネットに接続する環境で有効活用でき、ビジネス用と比べ安価な機器が多いのが特長です。

比べてビジネス用は、セキュリティー面や管理面がコンシューマー用より高く、安全に、そしてより効率的に利用できるのが大きな特長です。

しかしビジネスで利用する際、想定される接続台数が数十から100台を超えることもあります。
そんなときには数台の無線LANアクセスポイントが必要となり管理・運用の重要度も高まります。

そこで、各無線LANアクセスポイントに適切な台数が接続するように割り振るロードバランス機能や、自動で電波を調整する機能、各設定のバックアップ、拠点など情報システム管理者が現地にいない場所からリモート接続できるようにしたり運用管理の代行サービスなど、管理・運用体制を整えることが必要となります。

近年のビジネス向け無線LAN製品は高機能、且つ管理・運用面での負荷も軽減できるものが増えています。
そこでお勧めしたいのがHPE Aruba の無線LAN製品です。

HPE Aruba の無線LAN製品

 
簡単ですが、ご紹介をさせていただきます。

HPE Arubaの無線LANの特長を簡単にまとめたものが下の表です。

特徴 概要
高いパフォーマンス! コンシューマー用は1台のAP※で同時に接続できる端末は数台が一般的。
HPE ArubaのAPなら同時に数十台でも接続可能!もちろん高いスループットも維持できます。
管理コントローラーがなくても運用可能! Aruba Instant APなら管理コントローラーがなくても数台のAPでPC接続管理が可能。
更に、管理コントローラーを利用したい場合には、既存ネットワークに簡単に導入ができます。
AP同士でシームレスにローミング! 万が一、管理コントローラーが障害で停止しても、AP同士でシームレスにローミングができます。
充実したAP管理機能! AP自体の運用状態や設定の管理はもちろん、接続ユーザーへ提供しているネットワークサービスがどうなっているかも一括で表示、確認ができます。
離れた拠点だって構築は簡単! 情報システム担当がいない拠点でもZero-Touch Provisioningで迅速に、かつ簡単に設定、構築が可能です。

※AP:アクセスポイント

このように、構築はもちろん運用や管理も簡単で、その上、高パフォーマンスを発揮するのがHPE Aruba 無線LANの大きな特長のひとつです。

また、横河レンタ・リースでは、アクセスポイントをインターネット経由で管理するAruba Centralを活用し、お客さまの無線LAN環境の構築はもちろん、運用代行も行っています。
ご興味ございましたら下記URLをご確認の上、お気軽にお問い合わせください。

無線LAN アクセスポイントの監視、運用保守代行サービス(マネージドサービス)

■無線LANマネージドサービスのご紹介
https://www.yrl.com/product/it_service/wireless_lan_managed.html

■HPE Aruba 製品のご紹介
https://www.yrl.com/product/it_sale/new/network.html

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください

ページの先頭に戻る