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小岩井乳業株式会社さま 導入事例

社内PCの Windows 10 移行を期にPCを“所有から利用”へ
従業員の働き方改革を支援するPC導入に成功

乳製品の製造・販売事業を展開する小岩井乳業株式会社では、Windows 10 PCへの移行を期に、「時代の変革に対応しつつ、従業員が場所を問わず働けるためのPC環境」へ移行することを決定しました。
その方針に基づいた10社の提案の中から、横河レンタ・リースの提案する Windows 10 レンタルPCと、Windows 10 運用を支援するソリューションをトータルで採用。
PCの“所有から利用”へシフトし、時代の変化に対応できるPC環境の導入を実現しました。

評価ポイント

本業集中を実現するために IT資産を“所有から利用”へシフト

130年余りの歴史を持つ岩手・小岩井農場をルーツとする小岩井乳業株式会社。
発酵製法(クリームに乳酸菌を加え発酵させる製法)によるバター「小岩井 純良バター」や、バターの発酵技術を活かした「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」など、高い価値を持つ乳製品の製造・販売を行っています。

同社では経営戦略部がIT戦略のイニシアチブを持ち、IT環境の変革を進めてきました。

小岩井乳業株式会社
経営戦略部
人材担当 部長代理 川口 賢一 氏

当時、同社で情報システム部門の運営・管理の中核にいた経営戦略部 人材担当 部長代理の川口賢一氏は「2010年ごろ、キリングループ内の事業再編に伴い、当社は300名ほどの規模になりました。
そこで、変化の激しい事業環境に対応するため、ITシステムを身軽にして、本業にリソースを集中することにしました。
具体的には、ITシステムの“所有から利用”へのシフト、つまり、社内の業務システムのクラウド化を積極的に進めてきました。
例えば Office 365 は前身であるBPOSと呼ばれていた頃から使っています。

このクラウドシフトの背景にはBCP(事業継続計画)におけるDR(Disaster Recovery:災害復旧)対策の意味合いもありました。
クラウド化の結果、スマホやタブレットなど、非PCのデバイスでも会社の業務ができる環境を整えてきました。」

Windows 10 をはじめとする変革に対応できるPC環境を

小岩井乳業株式会社
経営戦略部
情報担当 部長補佐 片野 和美 氏

業務系システムの刷新が進む中、Windows 7 のサポート終了への対応がクローズアップされてきました。
同社では事業再編以前に購入した Windows 7 PCを使っており、さらに外出の多い経営層や営業職には外から社内システムにアクセスできるように、iPad を配布していました。

同社経営戦略部 情報担当 部長補佐の片野和美氏は「PCに関しては事業再編に伴い、従業員数が減少した分のPCが多数確保できたため、それを予備機として故障対応を行っていました。
また iPad に関しては、外で活動する従業員からPCの社外利用のニーズが高まっていたのですが、PCの持ち出し規則が厳しく、また業務システムのクラウド化でデバイスフリーとなったためiPadで対応することにしました。」

同社ではPCのリプレースに当たり、過去に縛られることなく、ゼロベースでPC環境について検討を行いました。
「働き方改革が叫ばれる中、PCのあり方はどうあるべきかということから議論しました。その中で、全ての従業員が在宅勤務できるような環境を整えるべきと考え、持ち運び、持ち出しができるモバイルPCを前提としました。さらに、近年入社してくる従業員の中には、スマホの普及によりPC経験がない者も出てきており、このようなユーザーでも使えるタブレットPCが最適であると結論しました。」(川口氏)

理想のPC環境を具体化し、10社に提案を依頼

このような背景もあり、同社ではPC調達に関してRFP(提案依頼書)を作成しました。
「当社が求める理想のPC環境の考え方をRFPとしてまとめました。
このRFPのポイントは、変革の激しい事業環境への対応力、多様な働き方に対応するための環境整備、そして WaaS(Windows as a Service)モデルとして頻繁にアップデートが実施されることになった Windows 10 運用管理のしやすさを総合的に満たすことができるPC環境の実現にありました。

そこで、RFPには

  • PCはモバイル性の高いPCを前提に考えていること
  • モバイル運用に関しデータのセキュリティー保全ができること
  • Windows 10 のアップデート運用を行うシステムを用意すること

を盛り込み、メーカー系ディーラーやシステムインテグレーター、そして横河レンタ・リースを始めとするレンタル会社など、計10社にこのRFPをお渡しして、提案をお願いしました。」(川口氏)

変化への対応力を評価して、横河レンタ・リースのソリューションを採用

小岩井乳業株式会社
経営戦略部
情報担当 イ ボムソク氏

「10社からはさまざまな提案をいただきました。当初は調達方法も決めていなかったのですが、変革を前提としますと、購入はリスクになるかもしれないという考えが湧いてきました。」(川口氏)

「導入時・PC故障交換時のプロビジョニング(Simplit プロビジョニング)に関しては、情報もノウハウも少ない中で、横河レンタ・リースにおまかせできるという点は魅力的でした。
また、Windows 10 のアップデート運用に関しては、WSUS + Active Directory(以下、AD)という提案が多くありましたが、当社の環境では導入が難しい状況でした。
その点で Flex Work Place Unifier Cast / App Self(以下、Unifier Cast/App Self)はADがなくても使うことができ、新規に機器を導入する必要もないという点を評価しました」(片野氏)

また、セキュリティーに関して経営戦略部情報担当のイ ボムソク氏は「 Microsoft と横河レンタ・リースが共催したセミナーで Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)によるデータレスPCを知り、その後詳しく話を聞くなかで、コストとセキュリティーのバランスから当社に向いたソリューションであると評価しました。」

最終的に、PCの安定供給、変化への対応、コスト、納期、運用の負荷、WaaS対応などの将来性を勘案し、横河レンタ・リースが調達先として選定されました。

川口氏は「レンタルPCであれば、今後PC環境に変化があっても、ライフサイクルの終了を待たずに新たなデバイスに変更することができる柔軟性があります。
今回は Surface を選定しましたが、今後の変化によってはPCである必要もなくなるかもしれないからです。
レンタルに関しては、他社からも提案がありましたが、調達、設定、導入から、運用、使用終了後の回収まで、ライフサイクル全般のサービスを提供しているのは横河レンタ・リースだけでした。」

小岩井乳業株式会社  Flex Work Place Passage Drive / Unifier Cast / AppSelf 構成図

初期不良の交換もスムーズに

PCの導入は本社・営業部門の約160台から行われました。

「導入にあたっては、リプレースの対象者を順番に集めて、2時間ほどの導入研修を行いました。
実機を渡しながら、Windows 10 で変わった点、ファイルの保存先が Passage Drive 経由で OneDrive に行われること、またペーパーレスでの仕事の進め方などの説明を行っています。
導入時には初期不良のPCもありましたが、すぐに代替機を手配してもらいました。早速レンタルのメリットを感じています」(片野氏)

今後も横河レンタ・リースのサポートに期待

現在同社では、前半の本社・営業部門のPCリプレースを終え、小岩井・東京両工場と物流センターのPCリプレースに入ります。

川口氏は「これまでの本社などと異なり、工場はさまざまなオンプレミスの業務システムが稼働しています。
これらの Windows 10 での動作検証に関してはこれからです。
横河レンタ・リースは自社での Windows 10 運用経験も豊富と伺っていますので、この点でサポートを期待しています。」

会社情報

会社名 小岩井乳業株式会社
所在地 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
資本金 1億円
社員数 292名
URL https://www.koiwaimilk.com/

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