何がある?個人でもできる!SDGs への取り組みとは

作成日:2022/08/04

お役立ちコラム

何がある?個人でもできる!SDGs への取り組みとは

近年、かなりの頻度で見かけるようになった【SDGs】という言葉。当コラムでの扱いも増え、当社はもちろん、読者の皆さまの企業でも具体的な取り組みをされている企業はとても増えているのではないでしょうか。
では、個人ができる取り組みにはどのようなものがあるでしょうか。
別のコラムでもとりあげている【ただ捨てるだけではない、「もったいない」を実践】する以外にどのような事ができるのか、筆者の家庭での取り組みを含め、いろいろとご紹介します。

【SDGs】の中身、ご存じですか?

そもそも【SDGs】で設定されている目標にどんなものがあるのか、皆さんはどの程度ご存じでしょうか。
恥ずかしながら、筆者は先日執筆した【実際のIT企業が行っている取り組み】をご紹介するコラムの情報収集をするまで、詳細な中身までは理解していませんでした。
そこでこの機会に見やすく表形式の一覧でご紹介させていただきます。
17の目標 概要
1. 貧困をなくそう あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2. 飢餓をゼロに 飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
3. すべての人に健康と福祉を あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4. 質の高い教育をみんなに すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5. ジェンダー平等を実現しよう ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
6. 安全な水とトイレを世界中に すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8. 働きがいも経済成長も すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
10. 人や国の不平等をなくそう 国内および国家間の格差を是正する
11. 住み続けられるまちづくりを 都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
12. つくる責任 つかう責任 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13. 気候変動に具体的な対策を 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策をとる
14. 海の豊かさを守ろう 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
15. 陸の豊かさも守ろう 陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
16. 平和と公正をすべての人に 持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
17. パートナーシップで目標を達成しよう 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

個人でできそうな取り組み 

さて、【SDGs】で設定されている17の目標をご覧いただきましたが、内容的に企業努力が必要と思われる事や、国や自治体などが法整備も含めて取り組まなければならない目標もあるものの、個人でできそうな事も多数含まれている事にお気づきと思います。
ここからは、筆者の家庭の実例も交えて、個人ができる取り組みをご紹介します。

節水

水は毎日欠かさず使うものですし、節水は SDGs の目標の中ではかなり簡単にできることといえるのではないでしょうか。
世界では、水不足に悩んでいる国や地域が今もなお存在します。
筆者は昭和62年の【首都圏渇水】や、平成6年の【列島渇水】を経験しているため、水の無駄遣いには厳しく育てられました。

ケチなようかもしれませんが、とにかく蛇口 (シャワー) はこまめに止める。
お風呂はあふれさせない。
トイレを流すときはなるべく「小」を徹底しています。
ただ、トイレのタンクにペットボトルなどを沈めてしまうと、まさに不便な時がありますので、これは止めました (笑)。

紙の無駄遣いを減らす

オフィスでは既に当たり前かもしれませんが、家庭での紙の無駄遣いを減らすことも【SDGs】の目標としては大切な事です。
紙の無駄遣いは森林資源を無駄にすることにつながりますし、紙を焼却する場合にはさらなるエネルギーの消費とCO2発生のダブルパンチになってしまいます。
コピーを含め印刷が必要な場合は、本当に紙である必要があるのか、データや画像ではダメなのかを考えるようにしています。
筆者の娘が通う保育園では、従来、保護者への連絡は紙媒体で行われていましたが、感染症対策のための改革で保育園と保護者をつなぐ専用アプリに切り替わり、大幅な紙、コスト、管理労力の削減に成功したそうです。

電子マネーやネット決済サービスを利用する

普段何気なくもらっているレシート用紙。
ちりも積もればではありますが、これも意外と削減できたりします。
筆者はいくつかの電子マネーとネット決済サービスを組み合わせて利用し、過去の支払い履歴を追えるようにしているので、個別のレシート用紙や明細用紙は、ほぼもらいません。
現金払いをした時は妻への提示が必要なので別です (笑)。

また、子育て経験のある方には心当たりがあるかと思いますが、子連れでの買い物は何かと大変な事が多いので、決まった買い物はなるべくネット購入、ネット決済を利用しています。
親の負担も軽減されますし、クルマでの移動が伴う場合はCO2排出の削減にもなっています。
そもそもわが家はマイカーを持たず、主に電動アシスト自転車か公共交通機関、レンタカーやカーシェアリングを活用しています。

リサイクルへの取り組みに協力

【SDGs】の目標の中でも、筆者が一番身近に取り組んでいるのがリサイクルです。
筆者の娘が通う保育園は、創立70周年超の歴史を誇る私立認可保育園なのですが、設立時に地域の皆さんが出資し、足りないところをボランティア活動による廃品回収などで補った経緯があるそうで、リサイクルへの取り組みにとても積極的です。
現在でも古紙やアルミ缶などの資源回収が日常的に行われております。
おかげで筆者の平日朝は、娘と共にビールの空き缶や空きビン (すべて洗浄済み)、チラシやダイレクトメール、段ボール等の古紙 (すべて個人情報削除済み) をまとめて持って行き、娘を保育園に預けてから専用の回収スペースに置いてくるのが日課です。

また、子供たちへの教育として、給食の際に出る野菜の皮や切れ端をムダにせず、子供たちで細かく刻み、園で飼育しているシャモの餌や、菜園の肥料などに利用されています。
そのような環境が身近にない方や、ボランティア活動への参加はちょっとハードルが高いという方には、環境に配慮した製品やサービスを利用することから始めてみるとよいかもしれません。
CO2をできるだけ排出しない方法で生産した製品や、使い捨てではなくリユース可能な製品、複数人でシェアできる商品やサービス等を利用する事で十分貢献が可能です。

空調の設定温度を意識する

冷房や暖房の設定温度を意識することも【SDGs】の目標の中では簡単な取り組みだと思います。
筆者の家庭ではまさに、今年の6月半ば過ぎに自宅リビングのエアコンが壊れてしまい、慌てて買い替える事になりました。
購入から11年を過ぎ、12年目に突入するところでしたので、ちょうど寿命だったのかと思っています。
幸い、ネットで調べた範囲で即納可能な製品があり、7月頭には取り付けしてもらう事ができました。
以前の製品に比べ、省エネ性能の向上はもちろん、IoTやAI学習にも対応しており、外気温や時間帯に合わせてこまめな温度設定が可能で、以前よりもちょっと高い29度設定でも十分涼しく感じます。

冷房や暖房は設定温度によって消費電力が変わりますので、体調にも配慮しながら、夏は少し高めに、冬はちょっと低めに設定して省エネに取り組みましょう。
買い替えの際には【統一省エネラベル】の表記を参考にすると良いです。

マイボトルやマイバッグを持ち歩く

筆者にとってマイボトルやマイバッグの持ち歩きはもはや習慣になっていて、おおよそ14~15年前くらいからマイボトル、マイバッグの持ち歩きを実践しています。
マイボトルはステンレス製の保温保冷ボトルで、自分の好きなアーティストやビール、ブランド等のステッカーを貼り付けてカスタマイズし、自己満足に浸っています (笑)。
使い道はコーヒーショップだけでなく、コンビニで購入したペットボトルの飲み物なども、すぐにボトルに移すことで温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま飲む事ができます。

マイバッグは、お店でもらう紙袋やビニール袋よりも丈夫なので、重いものやかさばるものを買っても楽に持ち歩く事ができます。
筆者は月に1回程度、渋谷にある行きつけの酒屋さんでクラフトビールを10本前後購入するのですが、紙袋はぬれて破れてしまう可能性があり、ビニール袋は手に食い込んで痛いので、マイバッグは欠かせません。
2020年7月に始まったレジ袋有償化以降は、マイバッグや荷物に複数のレジ袋やビニール袋を入れるようにしています。

まとめ

今回は筆者の家庭で実際に行っている取り組みを実例に、個人ができる【SDGs】への取り組みをご紹介いたしました。
【SDGs】への取り組みは「できる事から確実に」「無理せず実践」して「継続する事が苦にならないように」する事が肝要というのが、筆者の持論です。
楽しむところは楽しんで、持続可能な社会を実現すべく、取り組んでいきましょう。

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筆者

娘とカミさん大好きマン (横河レンタ・リース株式会社 営業統括本部 ITS&システム営業推進本部 システム営業技術支援部2グループ)

主な業務は、構成支援、問い合わせ対応、コラム・メルマガ作成など。
まな娘と、ビールと、ラウドミュージックと、もちろん妻も愛してやまない、アラフィフパパです。

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