テレワークを本当の意味で有効化するには
作成日：2020/07/17
更新日：2022/12/23
テレワークを本当の意味で有効化するには
BCP対策や生産性向上に有効といわれる「テレワーク」ですが、皆さまの会社では制度として採り入れられていますでしょうか？
日本国内において、本格的に普及するのはこれからではないでしょうか。
今回はそんなテレワークを本当の意味で有効化するために、必要な準備についてご紹介します。
当社では2018年からテレワークを導入し、場所に関係なくコミュニケーションを円滑にする方法や情報セキュリティー事故が起きないための対策を徹底しておこなっています。
改めて、テレワークとは？
今更テレワークについて説明は要らないよ！という声も多くなってきたのではないでしょうか？
テレワーク推奨をしてきた当社としては、そういった反応はうれしい限りです。
自宅での在宅勤務をテレワークと思われている方もいらっしゃいますが、本来は事業所外で業務ができること自体をテレワークと呼びます。
そう考えると、テレワークの導入が遅れているといわれている日本でも、昔からテレワーク文化は根付いていたのではないでしょうか？
勤勉な国民性で新幹線や飛行機などでも仕事をしたいからこそ Wi-Fi が各場所で普及してきたのでしょう。
しかし「会社に来なくても仕事ができる」という表現になるだけで、急に進めづらくなってしまう現実もあるのではないでしょうか？
この後の章は会社に来る＝仕事が進むという概念をいったん取り払っていただいて読んでいただけますと幸いです。
実施してみた感想。問題なし！ただし条件つき
テレワークで実現できる１番のメリットは、何といっても通勤時間の削減ではないでしょうか。
当然通勤時間が減ると、会社に到着した時点で感じる「疲れた」というモチベーションにはならないため、仕事へのマイナスな気分は減ることでしょう。
また安全面でも確実に優位と言えます。
これは都心部や地方などのエリアに関係なく言えることですが、通勤中に事故やケガ、はたまた乗客同士のトラブルに巻き込まれるなどのリスクを確実に回避することが可能です。
筆者である私は東北の雪国出身のため、通学や通勤などの朝の時間帯ほど雪はたくさんあり、困難なこともありました。
いままでは地方はテレワークじゃなくても、満員電車や渋滞にも巻き込まれる可能性が低いですので、テレワークは普及しないのではと考えていましたが改めて見直される良い機会かもしれません。
当社では Microsoft 365 をベースに Microsoft Teams や データレスPC™を実現する「 Passage Drive 」（⇐ご興味ある方は製品ページをご覧ください）がもともとタブレットPCに備わっていましたのでスムーズにテレワーク環境へ移行できました。
しかしコミュニケーションツールの有無や機能によって、「やっぱりテレワークはダメだ」という感想になりかねないことは十分にあり得ます。
課題解決については次の章でご紹介しますが、総じて私はテレワークは良い物だと感じます。
逆に月に数回ですが会社に行くのが楽しみになりました。
メンバーと雑談を交えた情報交換ができることやオフィス街のレストランやお弁当屋さんの中から食べたいものを選べることなどが改めて充実した会社員生活だったんだと再認識させられたのです。
テレワークのネガをどうやってかき消すのか
大前提として関係性が良好なメンバーであることが重要ですが、いまからでも遅くはありません。
オンライン飲み会を企画して、テレビ電話で会話するという体験を当たり前のものにしてみてください。
きっと楽しいことを実行しようと思えば、必然的にアプリケーションの操作は身につくはずです。
オンライン飲み会についてまとめたコラムも末尾で紹介していますのでご覧ください。
基本的に全員が同じコミュニケーションツールを使用してテレビ会議やチャットメッセージで、業務を進めていくことになります。
例えばLINEのテレビ電話をSkypeで受信することはできませんよね。
そこで「どんなコミュニケーションツールを選べばよいですか？」という質問をいただくことがあります。
答えは簡単です「 Microsoft Teams 」がオススメです。
なぜならば日本国内の法人ユーザーの大半が Windows OS を利用して、Office の Word や Excel、PowerPoint を使っているのですから。
正直なところチャットを送って、テレビ電話を掛ける使い勝手はどんなツールも変わりません。
しかし業務のやり取りの中で、PowerPoint で作成した資料を共有する場面などはきっとあるはずです。
そんな時にきっと同じメーカーが作ったアプリケーション同士の相性が悪い事はないはずです。
また Microsoft 365 には標準で Microsoft Teams が含まれているプランも多くあります。
社外との打ち合わせでもきっと同じツールで打ち合わせできることは効率的に業務が進むことでしょう。
簡単に操作できて、データを共有しやすいことがテレワークのネガをかき消す最大のポイントです。
誰でも使いやすいIT環境を整える
コラムをご覧の皆さまは Amazon などのネットショッピングを利用されたことはありますか？
欲しい商品があらかじめ登録された決済方法、住所へ最短で届く。
これがなぜ全世界で普及したのか、それは、誰でも使いやすい間口（アプリ）を持ったITツールであったからです。
それと同じように、クリック一つで世界中の人と顔を合わせて話ができる便利さを手に入れてテレワークを本当に効果的がある働き方にしましょう。
簡単につながる、どこでも仕事ができるようになったら、次は簡単に情報漏えいが起きないためのセキュリティーです。
データレスPC の Passage Drive などレンタル会社ならではの初期コストを抑えた月額サービスを多数ご用意しています。
管理者もユーザーも安心できる環境構築には、ツールを多くそろえていることも大切ですが、実際にテレワークを実施しているベンダーへ相談することが大切です。
さまざまなコミュニケーションツールが世間にはたくさんありますが、トップシェア3社程度を実際に比較されてみてはいかがでしょうか？
無償トライアルプランが用意されていることも多いですので、お申し込み方法などをご案内します。
もし迷っていらっしゃる方がおられましたら、ぜひ横河レンタ・リースまでご相談ください。
お客さまのニーズに合わせたご提案をさせていただきます。
テレワークPCの Windows アップデート管理術
クラウドと、クラウドに最適化されたツール類を使うことで、VPNを使わずともかなりの業務がテレワーク環境において安全に行うことができます。
今後の参考情報としてお役立てください。
