Windows 11 にアップグレードすべきか徹底解説 │ 性能・注意点 後編
作成日:2023/02/16
更新日:2025/10/22
Windows 11 にアップグレードすべきか徹底解説
性能・注意点
後編
Windows 10 は2025年10月14日をもってサポートを終了しています。
Windows 11 へのアップグレードまたはリプレースを強く推奨します。
※ 今後のアップグレード可否や提供方法は、Microsoft 社の方針により変更となる場合があります。
本記事は前後編になっています。
前編は『Windows 11 にアップグレードすべきか徹底解説 性能・注意点 前編』をご確認ください。
- 目次 -
1. Windows 11 へのアップグレードによるメリットとデメリット
2. Windows 11 へのアップグレード時の注意点
3. Windows 11 へのアップグレード方法
4. Windows 11 へのアップグレードによりトラブルが発生した場合の対処
5. アップグレードの評価・動作検証は、最短1週間から利用できる最新のレンタルPCがおすすめ
6. まとめ
Windows 11 へのアップグレードによるメリットとデメリット
ここまでに Windows 11 の改良点をご紹介しましたが、実際に Windows 10 からのアップグレードをするかしないかを判断するために、 Windows 11 のメリット・デメリットをそれぞれ3つ解説します。
Windows 11 へのアップグレードによるメリット
Windows 11 にアップグレードすることで、さまざまな場面でのパソコンの動作速度の改善や音声入力による文字入力の効率化、タッチキーボードの操作性向上といったメリットがありますので、詳しく解説していきます。
各種動作が軽く速い
Windows 11 では、パソコンの起動・シャットダウンに要する時間が Windows 10 と比較し早くなるケースが多く報告されています。
また Google Chrome や Microsoft Edge のようなWebブラウザー、インストール済みの各種アプリケーションの動作に関しても同様です。
動作速度の改善はパソコンをお使いの環境にも影響されるため、Windows 11 に必要な最小システム要件をぎりぎりで満たすパソコンでは、場合によっては速度が遅くなる可能性もありますが、パソコンの操作全体にわたって、動作が軽く速くなる傾向が多いため、現状よりもさらに各種業務を効率的に行いたいという方は、Windows 11 をお試しください。
音声入力機能の強化
Windows 11 は、音声認識の精度が飛躍的に向上しています。
パソコンに搭載されたマイクでもきちんと音声を拾ってくれるとともに、音声を文字に変換する際の正確性も上がっています。
Google の音声入力も認識精度は非常に高いですが、Google Chrome で開いた Google ドキュメントでのみ音声入力が可能と利用条件があります。
この点、Windows 11 の音声入力では、Google と同じレベルの高い認識精度を確保しつつ、Word やメモ帳などのアプリケーションに直接文字を入力できるため、利用するメリットは大変大きいといえます。
タッチキーボードの操作性向上
Windows 11 では、タッチキーボードの背景を複数のテーマから選択可能で、文字サイズも3段階で選べます。
キーボード横に顔文字・絵文字・記号を配置することもできます。
またキーボードレイアウトから「コンパクト」を選ぶと、デフォルトで画面下半分に配置されていたキーボードが、コンパクトな正方形に変形し、ドラッグ&ドロップで画面上の好きな位置に配置可能です。
タブレット端末を両手で持った場合でも、タッチキーボードを左端もしくは右端に配置することで、入力がしやすくなるでしょう。
場面に合わせてカスタマイズができ、操作性は格段に向上しています。
Windows 11 へのアップグレードによるデメリット
Windows 10 から Windows 11 へのアップグレードにより、使い勝手が悪くなるという操作性に関するデメリットと、業務にも影響を与える動作面の不具合に関するデメリットがあります。
アップグレードを実行する前にひと通り把握しておく必要があるでしょう。
互換性の問題
利用中のアプリケーション・社内システム・各種デバイスがすべて、Windows 11 にアップグレードした後も正常に動作する保証はありません。
Windows 10 のリリース時には、ドライバの互換性の問題から社内LAN認識の不具合や、Bluetooth 接続の不具合などさまざまなトラブルが発生しました。
不具合が発生すれば、Microsoft もしくはメーカー独自にドライバを準備して対策することになりますが、たとえ短期間でも稼働を止めることで業務に大きな影響を及ぼす重要なアプリケーション・社内システム・各種デバイスについては、アップグレードを慎重に判断する必要があります。
Windows スタートメニューのアプリ選択
Windows 11 では、タスクバーに配置された Windows のスタートボタンを押すと、画面中央にウィンドウが開きアプリが表示されます。
この時、ウィンドウ上部には「ピン留め済み」のアプリ、下部には「おすすめ」のファイル (主に Office 製品で最近使用したデータ) が表示されます。
ウィンドウ内に表示されていないアプリは「すべてのアプリ」をクリックすると表示されますが、Windows 10 では、スタートボタンを押すとすべてのアプリが表示されましたので、アプリを選択する操作に関しては手間が増えたと感じる方も多くいるようです。
タスクバーが自動で結合される
Windows 10 では、同一のアプリ (例えばエクスプローラーやブラウザーなど) を複数立ち上げている場合に、各ウィンドウを画面下部のタスクバーにバラバラに表示させるか結合して表示させるか、いずれか好きな方を設定により選択可能でした。
しかし、Windows 11 では必ず結合されるようになっており、標準機能では結合を解除できません。
このため目的のウィンドウを表示させるには結合表示されているアプリに一度マウスカーソルを合わせ、その結果表示されたウィンドウの中から目的のウィンドウを選択することになり、操作がしにくくなっています。
Windows 11 へのアップグレード時の注意点
Windows 11 では、性能・デザインなどさまざまな改良が加えられており、機能面の強化・操作性の向上が期待できますが、アップグレードにより必ずしもすべてのパソコンで同じパフォーマンスが得られるわけではありません。
以下、アップグレードするときに注意すべき点をご紹介します。
不具合発生の可能性
Windows 11 は2021年10月にリリースされて以降、さまざまな不具合の発生・解消を繰り返し今日に至ります。
Microsoft 公式サイトのコミュニティー内では、Google Chrome で日本語入力 (ローマ字入力) ができないといった不具合の報告もあります。
こちらはすでに対応策が示されていますが、今後も新たな不具合が報告されることも考えられます。
Windows 10 のサポート終了時期は、2025年10月となっておりまだ期間がありますので、業務上、常に安定して稼働させる必要があるパソコンでは、アップグレードを当面見送ることも選択肢になるでしょう。
利用中の各種アプリケーション・社内システムへの影響
現在業務で利用している各種アプリケーションや社内システムについて、それぞれの公式サイトにて、Windows 11 への対応状況を確認しましょう。
Windows 11 への対応が公式に示されていないものを使用した場合、起動自体できない、起動できても動作に不具合が生じるといったリスクがあります。
動作保証対象外の環境で不具合が発生した場合には、通常、サポートの対象とならないため、Windows 11 へのアップグレード時に十分注意しましょう。
利用中の各種デバイスへの影響
Windows 11 へのアップグレードにより、各種アプリケーションだけでなく、パソコンに外部接続しているプリンターや複合機、パソコンに搭載しているインターフェースカードやサウンドカードといったパーツも影響を受けます。
Windows 11 に対応していないデバイスは、正常に動作しない恐れがあるため、アップグレード前にデバイスメーカーのWebサイトで対応状況を確認する必要があります。
OSに搭載されているドライバで対応できない場合には、デバイスメーカーは、独自のドライバを開発することで Windows 11 に対応しています。
アップグレードの所要時間
Windows 11 へのアップグレードにおいては、プログラムをダウンロードする時間とインストールする時間がそれぞれ必要です。
パソコンの性能、インターネットの回線速度にもよりますが、所要時間は合計すると1時間から2時間、場合によってはそれ以上かかることもあります。
アップグレードの最中もパソコンの操作を行なうことは可能ですが、途中再起動があるため作業が中断されます。
また電源を落としたりすると、正常にアップグレードが行われず最悪の場合パソコンが起動できないリスクもあります。
したがってダウンロードがはじまったらインストールが完了するまで、できるだけパソコンに触れないようにしましょう。
アップグレードする際には、十分な時間的余裕を持って作業することが重要です。
アップグレード対象となるパソコンの要件
すべての Windows 10 搭載パソコンが Windows 11 にアップグレードできるわけではなく、Microsoft は公式Webサイトにて、Windows 11 をインストールするのに必要な最小システム要件を公開しています。
主要なパーツのスペックを見てみると、CPUは1GHz以上で互換性のある64ビット プロセッサ上に2コア以上搭載、メモリは4GB (ストレスなく Windows 11 を利用するためには8GB以上を推奨)、ストレージは64GB以上、グラフィックカードは DirectX12 以降に対応、などとなっています。
アップグレードしたいパソコンが要件を満たしているかは、Microsoft が提供している「PC正常性チェックアプリ」を利用すれば手軽に確認できます。
アップグレート時の懸念事項である、不具合発生や社内システムへの影響の検証には、レンタルPCのご利用がおすすめです。
Windows 11 へのアップグレード方法
Windows 10 から Windows 11 にアップグレードする方法は、複数用意されています。
DVDメディアやUSBメモリを使用する方法もありますが、手順が少し複雑になる上、メディアを用意する必要もあるため、特に準備するものが不要で手順が簡単な「 Windows Update 」を利用してアップグレードする方法をご紹介します。
はじめに左下の Windows の「スタート」をクリックし、「設定」をクリックします。
新たにウィンドウが開きますので、「更新とセキュリティー」をクリックしましょう。
「 Windows Update 」の画面が表示されたら「更新プログラムのチェック」をクリックしてください。
現在利用中の Windows 10 のパソコンがアップグレードの要件を満たしている場合には、「 Windows 11 へのアップグレードの準備ができました」と表示されますので、「ダウンロードとインストール」をクリックします。
Microsoft のソフトウエアライセンス条項が表示されたら、内容を確認の上「同意してインストール」をクリックして、ダウンロードとインストールが完了するのを待ちます。
途中何度か再起動を繰り返し、 最終的に Windows 11 のデスクトップ画面が表示されるとアップグレードは完了です。
Windows 11 へのアップグレードによりトラブルが発生した場合の対処
Windows 10 と Windows 11 では、仕様・機能など大幅に改良が加えられているため、アップグレードにより Windows 自体、もしくはインストールしている各種アプリケーションの動作に不具合が発生する可能性があります。
ここからはアップグレード後のトラブル発生時の対処法をご紹介します。
Microsoft 社の公式Webサイトで「サポートページ」を確認
Microsoft 社の公式Webサイトの「サポートページ」には、自社製品・サービスに関するトラブルシューティング・修復方法に関する幅広い情報が提供されています。
Microsoft サポートページ
Windows 11 に関する不具合対応の方法も記載されていますので、ご自身の環境で起きているのと同じトラブルがないか確認しましょう。
以下の「 Windows のヘルプとラーニング」のページでは、検索ウィンドウにトラブルの内容を直接入力することで、効率的に情報を検索できます。
Microsoft Windows のヘルプとラーニング
ユーザーの間でよく起きている不具合の場合には、これらのページを確認することで問題を解消できる可能性があります。
Microsoft 社のサポート窓口に相談
サポートページに記載のない不具合は、Microsoft 社のサポート窓口に直接問い合わせましょう。
Microsoft 問い合わせ
ブラウザー上で、サポートが必要な Microsoft 社製品 (今回のケースでは「 Windows 」) を選択し、トラブル内容の入力を進めていくと、最終的に「Web ブラウザーでサポート担当者とチャットを行う」と表示されます。
クリックするとサポート担当者と直接チャットでやり取りができますので、不具合の状況を詳しく説明し、対処方法を確認しましょう。
なお、トラブル内容を入力している途中で、類似していると思われる不具合のケースの対処法が画面に表示されますので、サポートページで見つけられなかった場合でも、このタイミングで見つかる可能性もあります。
アップグレードの評価・動作検証は、最短1週間から利用できる最新のレンタルPCがおすすめ
Windows 11 にアップグレードした場合、業務で利用している各種アプリケーションや社内システムが正常に動作しないリスクがあります。
このため、いきなり本番環境 (社内のパソコン) で実施するのは不安というシステム部門のご担当者も多いでしょう。
この点、レンタルPCのサービスでは、最短1週間から Windows 11 を搭載した最新のレンタルPCを利用可能です。
通常業務に影響を及ぼすことなく、各種アプリケーションや社内システムの動作検証が可能になりますので、ぜひご検討ください。
横河レンタ・リースのレンタルPC
以下、当社を例にパソコンレンタルのサービスの特徴・利用するメリットをご紹介します。
初期設定不要で、手軽に利用可能
利用できるレンタルPCは、Webサイトで確認可能です。
問い合わせ・見積もり依頼フォームや、お電話にてご連絡ください。
ご発注確認後、スピーディーに機器を配送いたします。
レンタルPCは、すでに初期設定が済んでおり到着後すぐに利用を開始できるため、日頃新しいパソコンを購入するたびに初期設定に多くの時間を費やしているシステム部門にとって大きなメリットになるでしょう。
また当社のレンタルPCの返却に関しては、原則、レンタル期間終了日の翌日に運送会社が引き取りに伺いますので、手渡すだけで完了します。
利用期間を自由に選べ、料金設定も低価格から利用可能
検証内容によって長期間必要なものもあれば、検証項目が少ないためほんの数日で足りるというケースもあるでしょう。
レンタルPCのサービスでは、最短1週間からパソコンを利用でき、月単位・年単位での契約も可能です。
アップグレードの影響で、各種アプリケーションや社内システムに不具合が発生した場合には、業務に大きな影響が出てしまいますが、レンタルPCは別環境で検証を進められ、これらのリスクを回避できます。
万が一の業務上のリスクを考慮すると、1週間数千円で利用できるレンタルPCはメリットが大きいといえます。
利用期間が長期になるほど料金も安くなるため、場面に応じて使い分けることもできます。
充実したサポート
当社はカスタマーサポートセンターを設けており、機器に関する技術的な相談・不具合発生時の相談を受け付けています。
そのため、お客さまはシステム部門の業務負荷を減らしつつ、レンタルPCを快適に利用することができます。
またレンタル期間中に機器にトラブルが発生した場合には、すみやかに代替機の送付を行いますので、業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。
さらにレンタルPCはすべて動産総合保険に加入しているため、万が一火災や水害といった自然災害・破損・盗難などの被害が発生しても補償されるので安心してご利用いただけます。
まとめ
Windows 11 にアップグレードすべきかどうか適切に判断するために、性能やメリットに加え、アップグレードするにあたっての注意点・万が一トラブルが発生したときの対処法をご紹介しました。
アップグレードにより、仕様やデザインなどが改善し使い勝手が向上するメリットはありますが、うまくアップグレードできないケースがあるのも事実です。
こちらの記事を参考に注意点を把握して、スムーズにアップグレードの作業を進めてください。
事前に動作検証を行いたい場合には、最後にご紹介した最新のレンタルPCをご活用いただくこともおすすめです。
Windows 11 へのリプレースを機に、運用も見直しませんか?
Windows 11 へのリプレースはPC調達とデータ移行を楽にするチャンスです。
監修
横河レンタ・リース株式会社 マーケティング本部 CDセンター





