Windows 11 の推奨スペックと選び方
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Windows 11 の必要スペックや推奨スペック、機器の選び方を教えてください -

アプリケーションが快適に動く = 業務効率性が向上するPCを選びましょう。
AIに最適化された将来性の高いハイパフォーマンスPCにも注目です。
- 目次 -
最小スペックでは快適な業務を期待できない
PCがいつでも快適に稼働してこそ、効率的な業務が成り立ちます。
この「いつでも快適に稼働」ということばがPC選びにおいて重要であり、一方で勘違いしやすいポイントでもあります。
マイクロソフト は、現在主流の Windows 11 が稼働するPCの最小システム要件を公表しています。
2025年10月現在、特に重要なCPU、メモリ、ストレージについては次のようにまとめられています。
CPU:1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサー
メモリ:4GB以上
ストレージ:64GB以上
これらの数値はあくまでも最小要件、つまり" Windows 11 がなんとか動くPC "という意味です。
もちろん一般的なPCメーカーが販売しているPCは、これらの数字を十分にクリアしています。
ただし、それでも「 Windows 11 OSが快適に稼働する」スペックにとどまっていることもあります。
日常の仕事では、Webブラウザーや Microsoft Office 、Web会議ツールなど複数のアプリケーションを同時に利用することがふつうです。
スペックが十分でないと、ツールの起動に時間がかかったり、もたついたり、正常に利用できなくなってしまったりします。
メモリ推奨は16GB。ニーズに合わせてスペックの最適化は必要
横河レンタ・リースでは、さまざまなお客様のPC選びをサポートしています。
その経験から、現時点で複数のアプリケーションを同時に利用できる「必要スペック」を次のようにまとめています。
CPU:Intel Core i5 第12世代以降 または AMD Ryzen 5 7000シリーズ 以上
メモリ:16GB 以上
ストレージ:256GB 以上
これらの数値はあくまでも最小要件です。
ほかにもさまざまなアプリケーションを同時に利用したり、独自の自社システムを利用したりしている場合には、より高度なスペックを要求されることもあります。
横河レンタ・リースでは、この数値を踏まえたうえで、事務用途に必要なスペックを満たしつつコストパフォーマンスに優れたPC製品を取りそろえています。
高度なアプリケーション向けのパフォーマンスを重視したモデルや、モバイル向けに軽量性を重視したモデルなども用意していますので、多様なニーズに応えることができます。
用途で使い分けたい3タイプの人気機種
横河レンタ・リースが取り扱っているPCについて、タイプごとに人気の高いモデルをいくつか紹介しましょう。
■ A4ノートPC
スタンダードなA4ノートPCで最も人気が高いのは「HPI ProBook 450 G10」です。
Intel Core i5-1335U を採用し、メモリ16GB・SSD 256GB・15.6型ディスプレイ。
さまざまな事務用途に向く汎用的なモデルとしておすすめです。
「HPI ProBook 460 G11」も人気で、最新の Core Ultra 7 を搭載したハイパフォーマンスモデルです。
AMD Ryzen 搭載モデルでは「Lenovo ThinkPad E16 Gen1」がコストパフォーマンスの高さで人気です。
■ B5ノートPC (モバイルノートPC)
軽量性が特長のモバイルノートPCでは、「dynabook G83/MY」が主流です。
最新の Core Ultra 5 を採用し、メモリ16GB・SSD 256GB、ディスプレイは13.3型。
約850グラムという軽量さが最大の魅力です。
dynabook G83/MY は、Core Ultra 7 を採用したハイスペックモデルも人気です。
コストパフォーマンスを重視するのであれば、Intel Core i5 を搭載した「HPI EliteBook 630 G10」もおすすめです。
■ デスクトップPC
性能を重視してデスクトップPCを選ぶ企業も増えています。
横河レンタ・リースの一番人気は「Dell Optiplex Micro 7020」、小型のマイクロ筐体が特長で Intel Core i5-14500T、メモリ16GB、SSD 512GBという必要十分なスタンダードモデルです。
スペックは同等で一般的なデスクトップPCサイズの「Dell OptiPlex SFF 7020」も注目されています。
パフォーマンスを重視するのであれば「HPI Elite Tower 800 G9」、Intel Core i9-14900、メモリ64GB、SSD 1TB+HDD 2TBと当社でも最上位機種であり、NVIDIA GeForce RTX 5060を搭載しているためグラフィックス性能もピカイチです。
最先端のAI PCで業務の高度化を
業務用のPCは導入から3~5年のあいだ利用するケースが大半です。
そのため、将来を見据えた最先端の環境も積極的に検討したいところです。
そこで「NPU (Neural Processing Unit) 」を搭載した最新機種に注目しましょう。
NPUはAI処理に特化した専用チップであり、AIのタスクを効率的に処理するように設計されています。
例えばマイクロソフトのAI「 Copilot 」の利用に最適化されたAI PC「Copilot+ PC」が挙げられます。
NPUを活用して、AIの能力を最大限に引き出すように構成されています。
PCに搭載されたAI技術は、画像生成や音声認識などの高度な機能を実現します。
身近なシーンではWeb会議ツールの背景ぼかしなどに活用されています。
従来は動作が重くなるような利用方法、例えばWeb会議に参加しながら資料を作成するといったケースでもスムーズに作業を行えます。
AI技術の進化は非常に早く、NPUの対応アプリケーションも増えていく見込みです。
PCを長く利用するという意味でも導入する価値は高いでしょう。
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