株式会社オーディオテクニカさま 導入事例
700台規模のPCレンタル活用で 情シス部門の仕事効率改善に貢献
カスタマーサポートの対応にも安心感

世界中のオーディオ愛好家やプロの現場で活躍するエンジニア・アーティストに愛され、
各種イベントやビジネスシーンのコミュニケーションを60年以上支え続けている株式会社オーディオテクニカ。
課題が多かった従来のデバイス調達を改善すべく、横河レンタ・リースのPCレンタルを採用しました。
これにより、懸念だった課題の解決とともに、業務の大幅な効率化を実現。
わずか1名の担当者による約700台のPC管理・運用を可能にしています。
評価ポイント
PC担当の負荷低減
カスタマーサポート
情シス業務効率の向上
社内の煩雑なPC環境が働き方改革の足かせに
株式会社オーディオテクニカは、1962年に創業した日本を代表するオーディオメーカーです。
創業以来、「人間の感性・人間らしさこそが豊かさの根源である」とする独自の“アナログ”観を基に、音響技術の革新を追求しています。
さまざまなチャレンジを続けている同社ですが、その姿勢は社内IT関連の企画・運用に携わっているICT企画グループも例外ではありません。
社内のより良いICT環境を整備するべく、近年の大きなチャレンジとして取り組んだのが、2014年に実施した「デバイス調達刷新プロジェクト」でした。

株式会社オーディオテクニカ
管理部 経営企画課
ICT企画グループ
リーダー
福島 渉 氏
同社のICT企画グループでリーダーを務める福島 渉氏によれば、2014年当時は新しい働き方を実現すべく、マイクロソフトのクラウドサービス「 Office 365 」や固定席ではなく好きな場所で働ける「フリーアドレス」などを導入する動きが社内にあったそうです。
しかし、その導入の足かせになったのが、特殊な管理フローに起因する“社内の煩雑なPC環境”でした。
「当時、社内PCは基本的に買い切りで調達しており、PCのライフサイクル管理はそれぞれの部門に委ねられていました。さらに、PCの購入方法や機種の選定に関する明確なルールも設けられていませんでした。そのため、部門ごとの導入状況にバラツキが生じている状況だったのです」 (福島氏)
このような背景から、結果として一部の部門では最新のPCが導入される一方で、その他の部門では古い機器を長期間使用し続けるというケースも見られたと福島氏は説明します。
また、ノートPCが前提となるフリーアドレスの導入についても、デスクトップPCの多さから始められる状態にはなかったそうです。
そして、こうした状況の積み重ねが社内のPC環境を複雑化させ、管理や運用にもさまざまな課題を生んでいったのでした。
わずか1名で約700台のPCを管理・運用
この問題を解決すべく、福島氏はまず各部門にPCのライフサイクル管理を委ねることを廃止しました。
さらに、PCレンタルを採用することで社内のPC環境を刷新。
その取り組みこそがデバイス調達刷新プロジェクトであり、そこでPCレンタルの役目を担ったのが横河レンタ・リースでした。
現在、同社は約700台のPCを横河レンタ・リースからレンタルで導入。
しかも驚くことに、そのすべての管理・運用は基本的にICT企画グループの白石 岳大氏が1人で担当しているそうです。
福島氏は「効率化の観点からも、キッティングやカスタマーサポートなどを安心してアウトソーシングできる横河レンタ・リースがいなければ、1人で700台を担当するという離れ業はとても実現できていないでしょう」と評価します。
白石氏も、カスタマーサポートには一目置いています。
例えば、何らかの原因でPCが故障した際も、基本的に依頼メールを一通送るだけで、在庫があれば2~3日で代替PCが到着。
「このスピード感は本当にありがたいです」と笑みをこぼします。
「PCを購入していた時期は、故障したらメーカーサポートに連絡するしか手段がありませんでした。例えばブルースクリーンが多発した場合、メーカーサポートでは最初の段階からさまざまなやり取りが発生するうえに、そのステップを踏んでも問題が必ず解決するわけではありません。そうした手間や時間を考えると、すぐに対応してもらえる横河レンタ・リースのカスタマーサポートはとても楽ですし、ユーザー側のダウンタイムを短くできる点が非常に助かっています。こういったメリットは、まさに“レンタルだからこそ”でしょう」 (白石氏)
充実のカスタマーサポートによって0.5〜1名の工数で700台のPC管理を実現

ポイントは「PCが壊れる前に交換する仕組み」

株式会社オーディオテクニカ
管理部 経営企画課
ICT企画グループ
白石 岳大 氏
また以前は、動かなくなったPCを突然持ち込まれ、「大至急直してほしい」とお願いされることも度々あったそうです。
当然、そうした急な依頼は福島氏や白石氏のその日の業務に大きな支障をきたしていました。
しかしPCの調達をレンタルに変えたことで機材の故障リスクは格段に減少。
「つまり、“PCが壊れる前に交換する仕組み”を整えたことで、われわれの業務効率も大幅に改善できたということ。これが最大のメリットかもしれません」と福島氏は力説します。
そのほか、白石氏はカスタマーサポート以外の横河レンタ・リース担当者やオペレーション担当者とのやり取りも高く評価します。
こちらもレスポンスが速いうえに、気軽にいろいろと相談できることから「チャットベースで相談できる円滑なコミュニケーション体制には非常に満足しています。ストレスや不満を感じたことはありません」と述べます。
ラインアップ拡充でユーザーの利便性に寄り添う
今後の展開として福島氏が挙げたのは「選べるPCモデルのラインアップ拡充」です。
オーディオテクニカではこれまで、選べるPCモデルをなるべく限定することで、管理効率などを最適化してきた経緯がありました。
一方で、昨今は業務内容や勤務形態などがこれまで以上に多様化しており、従来よりもハイスペックなPCを求めるユーザーの声も増えているそうです。
このような背景から、現在はユーザーの利便性に寄り添うためにラインアップの拡充を検討中です。
横河レンタ・リースとは「適切なバランスを一緒に考えていきたいです」と期待を寄せます。
白石氏は、PCの資産管理や横河レンタ・リースとの契約・請求に関連する事務手続きに、わずかな課題があるといいます。
そこでPCの運用・管理に特化した「Simplit Manager™」などのサービスを活用するとともに、横河レンタ・リースと密にコミュニケーションを取ることで「それらの課題解決につなげたい」と展望を語ってくれました。
横河レンタ・リースは「2025年度 (第26期) カスタマーサポート表彰制度」 (主催:公益社団法人企業情報化協会) において「奨励賞」を受賞しました。
今後もオーディオテクニカさまをはじめ、お客さまの多様化するニーズや時代にも適する、高品質なサポートサービスの提供に努めてまいります。
オーディオテクニカの製品群
ポータブルレコードプレーヤー、エアーダイナミックヘッドホン、完全ワイヤレスイヤホンなど、さまざまなニーズに応えるオーディオテクニカの製品群
会社情報

会社名 | 株式会社オーディオテクニカ |
所在地 | 東京都町田市西成瀬2-46-1 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 541名 (国内関連会社を含む合計738名) | URL | https://www.audio-technica.co.jp/ |
- 記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
- Cotoka™、データレスPC™、Flex Work Place (Passage、Passage Drive、Unifier Cast、AppSelf) 、Simplit Manager™ は、横河レンタ・リース株式会社の商標または登録商標です。
- 本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞などは初掲載当時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。