日の出屋製菓産業株式会社さま 導入事例

社内PCの調達を購入からレンタルに変更
PC運用負荷を軽減するとともに、PCコストの平準化を実現

富山県の砺波平野南部に位置する南砺市に本社を構え、せんべい、あられなどの米菓を製造・販売する日の出屋製菓産業さま。
2024年には創業100年を迎える同社では、創業以来「類ありて比なし」の社是を掲げ、他社がまねできない商品を作り続けています。
素材や製法にもこだわり、米同様に地元富山産のしろえびを使ったしろえびせんべいや、同じく地元産のもち米を使ったおかきなど地元産の素材を使い、安全・安心な商品作りを証明するという意味をこめた「地産地証」を進めています。

同社では、従来、購入で調達していた社内業務用PCを横河レンタ・リースのPCレンタルサービスによるレンタルに切り替え。
課題であった故障対応の効率化や、PC導入運用コストの平準化を実現しました。

評価ポイント

購入PCの故障対応が課題となっていた

米菓の製造・販売を行っている日の出屋製菓産業株式会社さまは、本社工場、県内立山町の立山工場、富山・石川・東京・大阪に計17店舗、4営業所を展開、これらの事業所で100台あまりのPCを運用しています。

日の出屋製菓産業株式会社
総務部
システム企画グループ
マネージャー
平野 賢 氏

同社総務部 システム企画グループ マネージャーの平野 賢氏は、同社のIT化を推進するために5年ほど前に入社、現在は一人で社内システム、ネットワーク、PCの運用を担当しています。
「入社以降、社内では基幹システムを始めとして、オンプレミスで持っていたサーバーをパブリッククラウドに移行、将来的にはSaaSへの移行を検討しています。これは私の考え方なのですが、システムはハードウエアやソフトウエアが必要なのではなく、あくまで業務を行うための機能を必要としていると考えているからです」と語ります。

同様な考えはPCにも反映されていきます。
「以前、社内業務用のPC (以下、OAPC) は全て購入していました。ところが、それなりに台数があるので、故障するPCも出てきます。ある時、2年ぐらいで6台ほどのPCの液晶が故障しました。導入から時間もたっていたので、故障した分は買い足していたのですが、じきに故障機が積み上がっていき、廃棄コストもかかることから、どうにかしないといけないと考え始めました」と言います。

レンタル調達なら4年間の利用が担保されると気がついた

そこでPCの調達方法の再検討を始めた平野氏は、情報収集の一貫で取っていた横河レンタ・リースのメルマガが目に留まります「書籍『デバイス・アズ・ア・サービス ~新しいPCの運用とモノのサブスクを考える~』のプレゼントがあるということで応募したら、本が当選し届きました」(平野氏)。

早速読んでみたところレンタルという選択肢があると気づいたといいます。
「レンタルなら、4年間の契約期間中、故障してもサービス内で修理を行ってくれるので、PCの稼働が保証されるわけです。つまり故障機が積み上がることなく、追加のコストも必要ないわけです」
「さらにCAPEXからOPEX*、つまり資産を経費化することで、資産を圧縮できるだけなく、導入・運用コストの平準化が図れるという点もメリットだと感じました」(平野氏)。

経営層には「購入とレンタルにかかるコストを可視化し、プレゼンテーションを行いました。故障時の対応やサポートなどを考慮すると、社内でPCのライフサイクルと決めている4年間で数万円しか変わらないこともあり、レンタル調達に切り替えることが承認されました。」

  • CAPEX (キャペックス):「Capital Expenditure」の略。設備を資産として所有し、償却して当年のコストとして計上する会計方法。いわゆる減価償却
    OPEX (オペックス):「Operating Expense」の略。設備を資産として償却するのではなく、経費で処理する会計方法

メーカー系レンタルと比較した結果、適切なコストで調達できる横河レンタ・リースに決定

レンタル調達への移行にあたり平野氏はPCメーカー系のレンタルと横河レンタ・リースのサービスを比較・検討します。
「当初、メーカー系のレンタルの方が価格的に有利だと考えていたのですが、条件を詰めていくと、さまざまなオプションが付加されていって、コストが上がっていってしまいました。その一方、横河レンタ・リースはコスト構造がわかりやすく、また適切なコストで導入できるとわかり、横河レンタ・リースとの契約を決めました」と語ります。

無償のIT資産管理ツール「 Simplit Manager™ 」も活用し管理を効率化

2023年2月より順次OAPCの更新を開始、社内、店舗で使われるほとんどのPC (107台) を順次切り替えました。
合わせて、PCの資産管理を横河レンタ・リースが無償で提供している「 Simplit Manager 」の利用を開始しました。
「 Simplit Manager 」について平野氏は「各PCのインベントリを、いい感じで取得できるので重宝しています。レンタルもこの Simplit Manager も私が求めている感じのサービスを提供してくれているので評価しています」と言います。

さらなる運用の効率化を実現したい

まだ導入から間もないこともあり、現在のところPCの故障は発生していないことから、トラブル発生時のメリットに関しては実感できていないと話す一方で、さらなる効率化への期待感があると言います。
「例えばキッティングに関しては、各拠点のネットワーク設定が固定的になっていることから、個別の設定が必要なため、社内でやっています。PCの更新は数年に一度とはいえ、まとまった台数もあることから、キッティングの負荷も少なくありません。ネックとなっているネットワークの設定を変えることでキッティングまで横河レンタ・リースに依頼できるのであれば頼みたいと考えています」(平野氏)。

平野氏は、「もっと言えば、ネットワーク経由でログインだけで各PCのセットアップができるようになれば、より効率的な運用ができると考えています。コストが折り合うようであれば、AutoPilot などの活用でできるという話も耳にしています。私も積極的に改善を行っていきたいと考えていますので、今後もぜひ情報提供などを引き続き積極的に行っていただきたいと思います」と語ってくださいました。

会社情報

会社名 日の出屋製菓産業株式会社
所在地 富山県南砺市田中411
資本金 8,000万円
社員数 344人 (2022年2月末現在)
URL https://www.hinodeya-seika.com/

・記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
・記載事項は変更になる場合があります。

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