株式会社NTTデータ グローバルソリューションズさま 導入事例

業務用PCの調達をグループ内のグループ調達から、PCレンタルに切り替え。
業務に必要な性能を備えたPC調達のハードルを下げ、運用に関わる業務の削減にも成功。
ライフサイクルマネジメントも強化。

 
ERP (統合基幹業務) などの「SAPソリューション」を中心としたシステムの導入から運用までワンストップでグローバルに手掛ける株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、Windows 10 PCへのリプレースを機に、横河レンタ・リースの提供するPCレンタルサービスを導入しました。

従来の調達で課題となっていた、業務に耐えうる十分な性能を持ったPCの確保や、少ない人数で全社のPC運用をサポートするシステム管理部門の業務負荷などを解決しました。

評価ポイント

グループ内のPC共同調達が生産性向上の足かせに

NTTデータグループの一員として、グローバル企業で多く導入されているERPを中心とした「SAP」事業の中核となる企業として設立され、SAPのシステムインテグレーションから運用保守までをワンストップで提供する同社。日本企業のグローバルビジネスの推進を基幹システムで支えています。

従来、NTTデータグループではPCなどの機器調達を行う場合、親会社のNTTデータが提供するグループ調達システムを利用していました。
グループ調達は一度に大量の機器を購入するため、コスト面ではメリットがありますが、さまざまなデメリットもあり、同社では、そのデメリットが事業の特性上、直接的な課題となっていました。

同社でシステム全般の管理を行っている、事業戦略推進部 IT戦略&マネジメントグループ マネジャーの 馬場 順一郎 氏は
「グループ調達の対象となる業務用PCはいわゆる一般のOA作業用PCで、どちらかといえばスペックよりも価格重視の廉価なモデルです。当社は社員の多くがコンサル・開発や運用保守といったPC負荷の高い業務を行っており、このようなモデルでは性能面で能力が十分ではなく、業務の生産性向上に課題がありました。例えばSAPのアプリケーション開発では大容量の帳票やデータベースを扱う事があるため、PCの高い処理能力が要求されますが、グループ調達のPCで大きなデータ等を扱うと、ファイルを開くだけで時間がかかっていました。また、起動にも時間がかかっていたため、出社したらまずPCの電源を入れて、それからコーヒーを入れて来るなどをして、5分位待つというのが日課になっている社員もいるという状況もありました。

さらに管理上の問題もありました。グループ調達では毎月の募集によって機種選定を行った上で調達が行われるため、導入時期によって機種が統一されておらず、運用管理上の課題もありました」と語ります。

より生産性の高いPCを導入するため レンタルを活用し、調達の壁を越える

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
事業戦略推進部
IT戦略&マネジメントグループ
マネジャー 馬場 順一郎 氏

馬場氏は、社内の Windows 7 PCのリプレース時期が来るのを機に、調達方法について再検討します。

「購入で調達する限り、コストだけを鑑みればグループ内の基本方針に従ってグループ調達で調達する方法がベターではありますが、レンタルは購入と違ってグループ調達と同等のコストメリットを出しつつ生産性の高いPCを調達可能になるのではないかと考えつきました。」

レンタル方式におけるコストメリットについて馬場氏は「例えば導入を検討していたのはVAIOのプロモデル。これが1台20万円程します。リプレースの対象となるのが全社で1000台位になりますので、一括購入すれば単純総額で約2億円となります。さすがにこのコストを一度に負担するのは会社にとっても荷が重すぎます。

しかしレンタルであれば、1台あたり月額数千円で使うことができます。
これはPCを使って社員が生み出す利益を考えれば十二分に効果を見込めるコストです。
つまり、PCコストを経費化することで、一度に負担する金額が低くなり、また毎月の事業収益からPCのコストを支払うと考えれば、負担は非常に小さいものにできます」と語ります。

計測器レンタルを行っている安心感

レンタルのパートナーとして横河レンタ・リースを選んだ理由として馬場氏は「横河レンタ・リースが他社のPCレンタルを行っている会社と違うのが、計測器のレンタルを行っていることです。以前は親会社が製造系メーカーであった事もあり、その当時から横河レンタ・リースを知っていました。
計測器のように定期的なメンテナンスや校正が必須な機材でもしっかりメンテナンスできる技術力、機器の耐久性や精度、性能が企業の生産性に直結する事を肌身で知っているベンダーはとても信頼に足るものと考えていましたので、今回も横河レンタ・リースを選択させていただきました」と語ります。

PC運用の負荷も低減

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
事業戦略推進部
IT戦略&マネジメントグループ
チーフ・コンサルタント 工藤 哉 氏

社内でPC運用・保守を担当している事業戦略推進部 IT戦略&マネジメントグループ チーフ・コンサルタントの 工藤 哉 氏は、業務の負担が大幅に減ったといいます。

「以前は購入していましたので、PCが故障しますと、故障切り分けを行った上で、メーカーに修理依頼をするなどかなり手間がかかりましたし、代替機を社内にストックしておく必要もありました。しかし、レンタルに変わってからは、横河レンタ・リースに連絡するだけで、2~3日で故障機を引き取り、代わりに代替機を持ってきてくれます。おかげで代替機の管理も不要となり、非常に業務が楽になりました」と語ります。

「管理面では、機種を統一できたので管理が楽になりました。また事業部から来る突然の調達要望にも迅速に対応できビジネスの加速化も実現できました。あらゆる面でPCの調達・運用管理の業務が減らせたと考えています」(馬場氏)

ライフサイクルの短期化で 常に生産性の高いPCを使い続ける

今後の展望について馬場氏は、「今回、横河レンタ・リースの提案もあって、レンタル期間を36カ月 (3年間) としました。従来は5年ほど使っていましたが、レンタルは償却を考える必要はありませんし、PCは毎年のように性能が向上していますので、3年後には今とレンタル費用は変わらなくても、性能が上がった、つまりより生産性の高いPCが使えるようになります。このようにライフサイクルを短期化してもコストが変わらない点もレンタルの大きなメリットだと思います」と言います。

また、一時的に開発用途などでワークステーションなどのハイエンドPCが必要になった場合にもレンタルであれば迅速に、かつ結果的に低コストでの調達と利用が可能となりました。
「今回の導入時は時間がありませんでしたので、社内でキッティングを行って展開しましたが、かなり工数がかかりました。次回からはぜひキッティングサービスを活用したいと考えています」(工藤氏)。

最後に馬場氏は「限られた人的リソースの中で日々業務を行っていますので、導入や運用・管理の面でアウトソーシングできるレンタルは、私たちにとってメリットしかないものと考えています。横河レンタ・リースにはこれからも情報提供などもいただきながら、当社を支援いただければと思います」と語ってくださいました。

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ様 PCレンタル導入効果

会社情報

会社名 株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
所在地 東京都中央区築地5-6-4 浜離宮三井ビルディング 4F
資本金 2億円
URL https://www.nttdata-gsl.co.jp/

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