株式会社リーガルコーポレーションさま導入事例

社内、店舗で使用するPCを全てレンタル調達に移行。
あわせて、社内システム用のアプリなどのセットアップもキッティング・インテグレーションサービスを活用し効率化。
システム部門の業務負荷を低減し、PC運用の効率化を実現。

主力ブランドである「REGAL」や「SHETLANDFOX」「KENFORD」など、数多くのシューズブランドを展開し、2022年には創立120周年を迎えた株式会社リーガルコーポレーションさま。

同社では、PCの運用効率化を目的として、社内PCを横河レンタ・リースからのレンタル調達に段階的に移行。

さらに、導入時のキッティング作業、故障時の対応を効率化するため、横河レンタ・リースの提供するキッティング・インテグレーションサービスを利用して、人員の限られたシステム部門の業務負荷を低減し、PC運用業務の効率化を実現しました。

評価ポイント

全社PC入れ替え時の
工数不足をカバー

全国展開する店舗用PCの
運用管理負荷を軽減

故障発生時などの
素早い対応

Windows 10 導入に合わせて
Flex Work Place Passage の導入とPCのレンタル調達を開始

株式会社リーガルコーポレーション (以下、リーガルコーポレーション) さまでは2018年ごろから、社外で業務を行う社員向けに、横河レンタ・リースのデータレスPC™ソリューション、Flex Work Place Passage (その後、Flex Work Place Passage Drive＜以下、Passage Drive＞へ移行) を導入し活用されていました。

また、時期を同じくして一部の業務用PC (OAPC) の調達をレンタルに切り替え、PC運用の効率化を進めています。
当時は、PCのキッティングや社内への展開は社内のシステム部門であるビジネスソリューション部で行っていました。

感染症拡大を期に全社でノートPCにリプレース
店舗用PCも横河レンタ・リースへ

その後、2021年にPCの更新時期を迎えたことから、年間数百台単位で社内のPCリプレースを行うことになりました。
特に感染症拡大を経て、リモートワーク対応が必要とされたことから、今後求められる新しい働き方改革も見据え、リプレースを機に、それまで半数を占めていたデスクトップPCをノートPCに移行することになりました。

その際、数社から提案を受けましたが、契約内容やコスト面からそれまで別のレンタル会社に依頼していた店舗用のPC約300台も、調達先を横河レンタ・リースに集約することとなりました。

大量更新に伴う人員不足を補うために
キッティング・インテグレーションサービスを活用

株式会社リーガルコーポレーション
ビジネスソリューション部
デジタル基盤課課長
新田典彦氏

リーガルコーポレーションビジネスソリューション部デジタル基盤課課長の新田典彦氏は「その頃から、DXへの取り組みを強化するため、私も含め営業部門からビジネスソリューション部へ異動するケースが増えました。システムのユーザーである営業視点、現場視点を活かせる反面、日々のPC運用などの経験が十分とは言えませんでした。さらに、まとまった台数のPC更新は、セッティングやPCの配布だけでなく、旧機器の回収や返却に当たっての初期化など、経験が少ない者には負担感が大きいと感じていました」(新田氏)。

そこで、2021年に始まったPC更新では、キッティング・インテグレーションサービスを活用し、PC導入時のキッティングから横河レンタ・リースにアウトソーシングすることで業務負担を軽減することができました。
特に、店舗用PCは発注システムなどの業務用アプリがあるため、セットアップ時に社内システムへのVPN接続が必要でしたが、横河レンタ・リースのテクニカルセンターにVPN接続用のモバイルWi-Fiルーターを設置し、環境を整備することで対応しました。

新田氏は「現在、PC運用担当は私含めて3名ほどなので、700台以上あるPCのリプレースは数年かけるとはいえ、手に余るものでした。今回、店舗へのPC配布や、店舗でのPCのトラブル発生時に代替対応も全て横河レンタ・リースに任せることができたので、PC更新やトラブル時の対応はほぼ手がかからなくなりました。レスポンスも非常に速く対応してもらえるので、大変助かっています」と語ります。

店舗用PCも Passage Drive を導入セキュリティーを強化

この更新にあわせ、これまで店舗用PCには導入されていなかった Passage Drive の導入を進めました。
「店舗業務についてはPOSシステムを使いますが、従業員のシフト管理や売上管理などの資料作成は表計算ソフトなどで行うため、各店PC内にデータを保存していました。今回のPC更新を期に、セキュリティー面やPCの交換対応のスピード化を考えデータをPCのローカルに残さない事を目的として店舗にも Passage Drive を導入しました」(新田氏)。

すでに導入していた Passage Drive は社内のPC更新時のデータ移行にも効果的だったと新田氏は語ります。
「すでに Passage Drive を使っていたユーザーはPCを入れ替えるだけで、データ移行の時間はゼロで済んでいます。今回デスクトップ型から移行したユーザーはサーバーの共有フォルダにいったんPC内のデータを移行してもらって新しいPCに移行しましたが、今回 Passage Drive の導入が済んだので次回の更新からはユーザー負担は大幅に減らすことができます」。

オムニチャネル化、DXに向けてさらなるサポートを期待

これまで Windows 10 PCを導入していた同社ですが、2023年導入分から Windows 11 の導入を進めていると言います。
「現在、レンタル期間は4年サイクルとしていますが、すでに Microsoft が2025年の Windows 10 サポート終了 (EOS) を宣言しているため、早々に Windows 11 への移行を決めました。まだ、一部の業務システムでは対応できていない部分もありますが、順次解決していますのであまり問題視はしていません」(新田氏)。

今後のIT戦略の展望について伺うと、「小売事業ではリアル店舗とオンライン店舗の連携、いわゆるオムニチャネル化への対応が喫緊の課題です。当社でも店頭におけるタブレットを活用した靴のカスタムオーダーや、店舗スタッフがコーディネートしたものをスマホで撮影してSNSでシェアするなどの取り組みを始めています。」

「このように店舗でもPCだけでなく、スマートデバイスの活用が進む一方で、ついて回るのがこれらのセキュリティー対策を含むデバイス管理です。店舗PCについては Passage Drive 導入で一つ対策ができましたが、スマートデバイスに関しては体系的な管理は不十分です。ぜひ横河レンタ・リースにはこの分野の運用管理についてもサービスをぜひ充実していただきたいと思います」と語ってくださいました。

会社情報

会社名	株式会社リーガルコーポレーション
所在地	千葉県浦安市日の出2-1-8
資本金	5,355百万円
社員数	179名 (連結970名) (2023年3月31日現在)
URL	https://www.regal.co.jp/

・記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
・記載事項は変更になる場合があります。

導入いただいたサービスのご紹介

当社では、「Flex Work Place シリーズ」として、データレスPC™ソリューションと Windows PC 運用支援に関するソリューションをラインアップしています。詳しくは、サービスサイトをご覧ください。キッティング・インテグレーションサービスについても、下記リンクからサービス内容をご確認いただけます。

Flex Work Place サービスサイト

キッティング・インテグレーションサービス