サーバー管理にも「エクスペリエンスの進化」を!

作成日:2022/10/28

お役立ちコラム

サーバー管理にも「エクスペリエンスの進化」を!

この20年間で、サーバーの役割は劇的に変化してきました。
しかしながら、そのサーバーを管理する方法はどうでしょうか。

近年、サーバーの利用方法や環境は、企業の規模感だけでなく、用途や設置場所などにより、さまざまなニーズへの対応が求められています。
仮想化統合基盤やネットサービス、クラウドやエッジへの対応などにより、ユーザーエクスペリエンスは劇的な進化を遂げてきました。
しかし、非常に残念なことに、サーバー管理だけは旧態依然とした管理体制のまま行われていないでしょうか。
もし「ユーザーエクスペリエンスの進化」をサーバー管理にも活用することができるとしたら、どうでしょうか。
そこで、今回はサーバーの「管理エクスペリエンス」にも劇的な進化をもたらす、【HPE GreenLake for Compute OpS Management】についてご紹介します。

【HPE GreenLake for Compute OpS Management】とは

多様化するユーザーのニーズに応えるため、さまざまな利用方法や環境に対応してきた近年のサーバーは、管理上のいろいろな課題をはらんでいます。
大企業における大規模・集中配置 (仮想化統合基盤や、ネットサービスなど) の環境では、大量のサーバーリソースを効率的に管理することが求められています。
中小規模 (中小企業や、工場など) では、人材の問題により専任の管理者がいない、リソースや設置面積の問題から管理サーバーを用意できないなどの課題があります。
複数の店舗や事務所・事業所を持つ企業では、さまざまな拠点・場所にサーバーが散在し、管理やメンテナンスなどに費用面、工数面での苦労が絶えない状況です。

このような課題を解決するのが 【HPE GreenLake for Compute OpS Management】 (以下、「Compute OpS Management」という) です。
【Compute OpS Management】は、クラウドベースのサーバー管理サービスで、HPE GreenLake の一部として提供されています。
散在する HPE ProLiant サーバーなどの分散したサーバー群で、セキュアなクラウド運用を実現したり、ライフサイクル管理の簡素化と自動化を行ったり、設置場所を問わず単一のコンソールでサーバー管理を一元化することで、環境全体の「管理エクスペリエンス」を変革します。
複雑で時間のかかる管理作業を自動化し、エッジからクラウドまでのシンプルなエクスペリエンスへと転換する、独自のクラウドネーティブアーキテクチャーをベースに構築されています。

【Compute OpS Management】がもたらす「管理エクスペリエンス」

【Compute OpS Management】は、HPE ProLiant サーバーの標準機能として搭載されている iLO5 と、インターネットを介して直接接続しますので、中継サーバーを別途用意する必要はありません。
そのため、インターネットに接続できる環境があれば、日本だけでなく、世界中に配置されたサーバーを、一元的に管理することが可能です。
では、【Compute OpS Management】がもたらす「管理エクスペリエンス」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

登録されたサーバーのハードウエアステータス確認

【Compute OpS Management】上では、登録されたサーバーのハードウエアステータスを確認することができます。
従来、ハードウエアステータスを確認するためには、確認対象となるサーバーの iLO5 に直接接続する必要がありました。
複数台のハードウエアステータスを確認したい場合には、都度それぞれの iLO5 へ接続する必要がありましたが、【Compute OpS Management】を利用することにより、一つのWeb画面から複数台のサーバーについてハードウエアステータスを確認することができます。

ファームウエアアップデート

【Compute OpS Management】によるファームウエア更新は、従来の Smart Update Manager (以下、SUM) や HPE OneView とは異なるファームウエア管理を行っています。
【Compute OpS Management】は、登録されているサーバーへ、最適なファームウエア情報をプロアクティブに提供するため、サーバーの構成に応じて必要なファームウエアを選定する必要がありません。
また、アップデートに必要なファームウエアのみが対象のサーバーに送り込まれるため、従来のように数GBにもおよぶ大容量の Service Pack for ProLiant (以下、SPP) をダウンロードして使用する必要もありません。

無料で試せる【Compute OpS Management】 

HPE ProLiant Gen10 および Gen10 Plus をご利用のお客さまであれば、90日間評価版を「購入前に無料でお試し」いただくことが可能です。
この評価版は、最大10台のデバイスで「すべての機能」を使用できる Enhanced 階層となっています。
90日間評価版をお試しいただき、試用期間終了後も継続して利用されたいお客さまには、90日間以内であれば、評価版から Standard 階層、Enhanced 階層の、いずれかの有料サブスクリプションを選択、有効化することで有償版に移行していただくことが可能です。
選択しない場合、評価版ライセンスは 90日後に自動的に終了しますので、安心してお試しいただけます。

評価版は、以下の製品ページ (英語) からお申し込みいただけます。
製品ページには「評価フォーム」が用意されておりますので、必要事項を入力することで評価ライセンスを有効化するためのサブスクリプションキーをリクエストできます。
ぜひ、お気軽にお申し込みください。

出典:HPE GreenLake for Compute Ops Management

無料で試す前に、もう少し詳しく知りたいお客さまへ 

無料で試せるとはいうものの、実際にどのような画面が出てくるのか、どのような挙動をするのか、ある程度事前に知っておきたいというお客さまも多いのではないでしょうか。
そんなお客さまの声にお応えし、横河レンタ・リースでは、実際に動作する検証環境を用意し、実運用を想定した検証を実施、検証レポートにまとめて公開させていただきました。
ぜひ、お時間のある際にご覧ください。

参照:コンピュート管理エクスペリエンスを as-a-Service として進化させる HPE GreenLake for Compute OpS Management 検証レポート

まとめ 

今回は、この20年で劇的に進化した「ユーザーエクスペリエンス」を、サーバー管理を行う管理者にも「管理エクスペリエンス」として提供する【HPE GreenLake for Compute OpS Management】についてご紹介いたしました。
皆さまのサーバー管理のお悩み解決や業務改善について、何かしらご参考になれば幸いです。

おまけ

横河レンタ・リースでは、ハイブリッドIT環境においてどこでもサーバー管理ができるデジタルタッチポイントサービス「 Yellow Dash Support 」を展開しています。
このサービスでITインフラの構成情報を一元管理してみませんか?

筆者

娘とカミさん大好きマン (横河レンタ・リース株式会社 営業統括本部 ITS&システム営業推進本部 システム営業技術支援部)

主な業務は、構成支援、問い合わせ対応、コラム・メルマガ作成など。
まな娘と、ビールと、ラウドミュージックと、もちろん妻も愛してやまない、アラフィフパパです。

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