Windows 11 導入へのPCリプレースサイクルの最新事情!情報システム部門が直面している理想と現実とは

作成日:2023/09/12

お役立ちコラム

Windows 11 導入へのPCリプレースサイクルの最新事情!
情報システム部門が直面している理想と現実とは

1. PC運用管理業務における負荷ポイントと、その課題の傾向

企業のPC運用・管理において業務量が増えている一方、担当部門の対応人数は縮小傾向にあるというお悩みを、過去から継続的によく聞きます。
そんな過酷な状況の中で、PCの運用管理業務における負荷が大きい業務領域はどこなのか?

当社の調査によれば、導入業務の中では専門知識や技術が必要とされる「PC導入時の対応 (キッティング) 」、そして運用業務の中では緊急の対応が必要な「ヘルプデスク (問い合わせ対応など) 」と、「障害対応 (障害切り分け・障害復旧手配など) 」の負担が特に大きいことが明らかになりました。

では、上記の通り導入業務と運用業務にストレスを感じている状況の中、各企業のPCリプレースサイクル事情はどうなっているのでしょうか。

2. 直近のPCリプレースサイクル状況

  • 昨年の理想のリプレースサイクル
    1位:約3年 (28.7%)、2位:約5年 (26.6%)、3位:約4年 (13.4%)

驚くべきことに、「現状のリプレースサイクル」と「理想のリプレースサイクル」が約5年という長期利用で合致しているのです。
なぜ驚くべきことかというと、前年の調査では、「現状のリプレースサイクル」が約5年であるにもかかわらず、「理想のリプレースサイクル」は約3年という意見が1位でした。
毎年実施している当社の昨年のデータでは、できるだけ早くPCをリプレースしたいという意見が多かったのですが、最新の調査では「現状」と「理想」のリプレースサイクルが合致していることになります。

しかし、本当に長期のPC利用に管理者は満足しているのでしょうか。
そこで、現状と理想のリプレースサイクルが合致している割合を『満足度』として調査してみました。
こちらは、現在のリプレースサイクルに満足しているかを調査したものです。

その結果、満足度の1位は約2年サイクル (76.5%) 2位は約3年サイクル (64.2%) であり、約4年サイクル以降はいずれも満足度50%を下回るという相反する結果となりました。

3. Windows 11 の検討状況

そのような状況で、 Windows 11 の導入に向けた検討はどうなっているのでしょうか。
やはり、次回の導入時には Windows 11 を予定している企業が多いことが分かりました。
しかし、その一方で具体的な実施時期については決めきれていない企業が多いようです。

さらに、 Windows 11 導入・移行の対応方法についても、「リプレース」だけでなく「アップグレード」も混在して対応するとの回答が多く見られました。
これにより、運用の負担が増大する可能性があることが懸念されます。

4. PCリプレースサイクルから見るレンタルという選択肢

これまでお伝えした通り、各企業での理想のPCリプレースサイクルは、1位が約5年、2位が約3年、3位が約4年となっています。
一般的に、このような長期的なPCの利用においては、レンタルは割高になると考えられ、購入かリースが良いと判断される傾向にあります。

しかし、本当にそうでしょうか?
当社が提供するレンタルサービスと、購入・リースのコストを4年間の利用を想定して比較をしてみました。
その結果、保守等を含めた場合、運用にかかる総コストがレンタルの方が安く、トータルでコストが抑えられるケースがあることが分かりました。

つまり、保守・運用、そして廃棄にかかるコストまで含めて考えると、長期のPC利用の際にもレンタルという調達方法は、選択肢の一つとして検討する価値はあるかもしれません。
さらに、レンタルは調達だけでなく、作業のアウトソースという部分でもお役に立つことがあります。
ぜひ今後のPC調達の際の参考にしていただければ幸いです。

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