ある日突然起動しなくなるPC 修理対応に追われていませんか?

作成日:2019/01/09

お役立ちコラム

ある日突然起動しなくなるPC
修理対応に追われていませんか?

1.意外と多いPCの故障

今や、オフィス業務には欠かせないPCですが、そのPCがある日突然不具合で使えなくなった、という経験がある方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
自分のPCではなくても、同じ部署の同僚のPCが、という経験なら、ほとんどの方があるかもしれません。

情報システム部門やPCの運用管理を行っている方なら、「そんなことは日常茶飯事だよ」とぼやきの一つが出るぐらい、PCは意外と故障するものです。

こんなグラフがあります。これは、当社カスタマーサポートセンターにお問い合わせいただいた不具合の集計データです。
棒グラフの高さは、導入後に経過した月ごとの不具合件数で、原因別に色分けがされています。このグラフをよく見てみると、

  • 導入後13カ月目(1年1カ月)から30カ月目(2年6カ月)にかけて不具合が増えている
  • 「起動不良・動作不良」の割合が多い
  • マザーボードやHDDなどのいわゆる「本体」よりも、ディスプレイやキーボード、電源・ACアダプタなどの周辺機器の不具合が多い

ということが分かります。

実は、このグラフ、一般で調達したPCの不具合とは少し違う傾向を表しています。
一つは30カ月目にピークを迎えているということです。
これはレンタルならではの傾向で、平均的なレンタル期間(42カ月)と同期しているためです。
もし購入したPCであれば、不具合の数は時間を追うごとに徐々に増えていく傾向を示すと考えられます。

もう一つについては、あとで述べることとします。

2.PCの不具合対応には時間がかかる

実際、このようなPCの不具合に直面したら、皆さんはどうされますか?

そのままでは仕事が続けられないので、PCをどうにかしなければなりません。
ユーザーの方なら、PC管理者にお任せするでしょう。ではPC管理者の方は?

「PCの機種が絞れたら運用が楽になるのに!そんなこと無理だと思ってませんか?」の記事でもご紹介しましたが、各PCベンダーのサポート窓口に連絡して、修理を依頼しつつも、ユーザーが仕事を続けられるよう、代替機の用意もしなくてはいけません。
不具合を見越して代替機を用意されている企業もあるでしょうが、その分コストがかかりますね。
さらに、データの移行まで考えたら、どれだけの時間が取られるのか…。
PC管理者の人材が限られている昨今、不具合対応という生産性の高くない業務には時間を割きたくないものです。

不具合対応が導入後3年で増加! 3年レンタルでこの問題に対応された事例

3.レンタルならPCの不具合対応も最小限に

この難問にうまく対応できるのがレンタルPCです。
もし、PCに不具合が発生したら、PC管理者はレンタル会社に連絡するだけ。すぐに代替機が用意され送られてきます。
つまりPCベンダーに修理を依頼する必要も、代替機を手配する必要もないのです。そしてこのためのコストはすべてレンタル料金に含まれています
(「年間20万台超!レンタル会社は大量調達でパソコンを安くご提供!」参照)

PCが故障した時の購入品とレンタル品の流れの比較

そして、もう一つ。
先ほどの「不具合発生状況グラフ」の紹介のところで、「一般で調達したPCとは異なる傾向」であるとお話しした二つ目のことです。
それは一般のPC調達と違って「初期不良」が少ない、ということです。
グラフをもう一度見てみてください。1カ月目の不具合数が少ないことに気が付きませんか?

これは、レンタル会社において良品の選別を行っているからです。
レンタル会社では、各ベンダーから調達したPCを全数チェックし、初期不良があればそれをPCベンダーに戻します。
また、もしベンダーからPCにリコールがあった場合は、レンタル会社で在庫しているPCはすべてリコール対応を行ったうえでレンタル品として提供しています。

このように、レンタルPCを活用することで、PC管理者の業務負担を減らしつつ、代替機や修理にかかるコストを抑えることができます。
働き方改革や業務改革が叫ばれる中、PCの不具合対応という非生産的な業務を改善できるという点を取ってもレンタルPCを使う価値を感じられるのではないでしょうか。

4.レンタル会社がPCの故障削減に貢献!?

さて、「年間20万台超!レンタル会社は大量調達でパソコンを安くご提供!」にもあります通り、レンタル会社はPCの世界でも有数のPCバイヤーでもあります。
1社でこれほどのPCを所有・管理しているというのは、一般の企業ではそうそうないでしょう。

先ほどもお話ししたように、調達したPCはお客さまに出荷する前に全数検査を行いまので、これだけの数、それも複数のPCベンダーからPCを調達していると、さまざまな不具合に遭遇します。
時にはメーカーのテストでは引っかからなかった障害を見つけ出すこともあります。
また、今のPCはメーカーが異なっても同じ部品が使われていることが多いため、その部品に起因する不具合は別メーカーでも発生する可能性もあります。

このように、レンタル会社ではPCを大量購入し且つ保有していることを生かして集めたPCの品質情報を、各PCベンダーとの定期ミーティングでフィードバックし、メーカーと強調して品質の向上に努めています。
なかなか一般の目には触れないことではありますが、このような活動を通して、お客さまにご利用いただくPCの品質向上につながれば幸いと考えています。

関連リンク

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