意外と知らないMicrosoft TeamsとSkype for Businessの違い

作成日:2019/05/14
更新日:2021/03/05

お役立ちコラム

意外と知らない Microsoft Teams と Skype for Business の違い

Office 365 では便利なアプリケーションが豊富に用意されている中で、コミュニケーションツールとして Microsoft Teams と Skype for Business が提供されています。
これらのツールを活用することにより、社内コミュニケーションを円滑に行うことができます。
本コラムでは意外と知られていないそれぞれの違いと今後について見ていきましょう。
Skype for Business から Teams への移行を検討されている方の参考になれば幸いです。

Skype for Business とは?

Skype for Business は IM(インスタントメッセージ)、ビデオ通話、WEB会議が利用可能なコミュニケーションツールです。
Office 365 を長くご利用いただいている方には、Skype for Business online としておなじみのツールとなっているでしょう。
オンプレのサーバーで Skype for Business Server を運用しているユーザーには、未知数な部分が多いかもしれません。
この後、確認しましょう。

Microsoft Teamsとは?

Microsoft Teams とはチャットを中心としたチームコミュニケーションツールです。
Skype for Business の後継として機能提供されています。
Skype for Business で利用していた機能はもちろんのこと、チーム内でコミュニケーションを円滑に進めることができる機能が備わっていることが特徴です。
すでに Micorsoft 365 をお使いのユーザーは Skype for Business online と Teams が使えますので、移行がスムーズに進められます。

Microsoft Teams と Skype for Business の比較

Microsoft Teams と Skype for Business の主要な機能を比較表にまとめました。
Skype for Businessの 機能は Teams でも使えるようになっています。
実際に使ってみるとどこまで気軽にチャットを使っていいのか、メールとの使い分けについて迷ったりしますが、使ってみるとすぐに慣れてきます。
まず試していただくことが大切です。

 

Skype for Business

Microsoft Teams

会話形式

インスタントメッセージ

チャット

スレッド機能

×

チャンネル

プレゼンス(在席確認)

メンション

×

ファイルのやり取り

ファイル転送

ファイル共有機能

ビデオ会議

画面の共有

メンバー管理

×

チームごとに管理者と
メンバーを指定可能

共同作業

共有範囲

会話参加者のみ

チームメンバー

アプリとの統合

×

チームごとに必要な
アプリケーションタブを追加可能

表の通り、Skype for Business と比較してコミュニケーションをとるための機能が追加されています。
働き方改革によるテレワークやモバイルワークで社内のコミュニケーションが取りにくいといった場合でも、Microsoft Teams を活用することでコミュニケーションが活性化しています。
気軽にテレビ会議を使ったり、電話の代わりに Teams で話したりテレワークで必要な音声や映像によるコミュニケーション機能が優れています。
Office 製品との相性も非常によく、資料を共有しながらコミュニケーションはテレワークに必須です。

Teams ライブイベントの設定手順例

Teams でウェビナーを開催する際に当社で設定している例です。 
ウェビナーの開催をする際の参考にしてください。

機能紹介

ここで、Microsoft Teams の便利な機能をご紹介します。

  • チーム機能
    Microsoft Teams内で管理されるグループです。
    チーム内のメンバー同士でチャットをはじめとしたさまざまな機能を利用できます。
  • チャンネル
    チーム内でスレッドを立ち上げることができます。
    目的別にチャンネルを作成することで、チャットが混乱せず利用可能です。
  • いいね!
    チーム内の会話において、良いコメントにはSNSのように「いいね!」をつけることができます。
  • メンション
    チーム内の会話において、特定のメンバーに気を引かせたい場合に、「@(アットマーク)」を使って相手を指定することで、メンションされたことが通知され、気づくことができます。
  • ファイル共有
    チーム内でオンラインストレージを利用でき、メンバーでファイル共有ができます。
    チャット上にファイルのリンクを張り付けたり、Microsoft Office Onlineを呼び出して共同編集することもできます。
  • タブ
    チーム内で Office 365 アプリケーションや、Microsoft Teamsと連携可能なサードパーティ製アプリケーションを追加可能です。
    例えば、会議の議事録作成のためのアプリをタブに追加したりすることができます。

他にもさまざまな機能があり、新機能のアップデートも進んでいます。
これらの機能は、作業中の割り込みをできるだけ減らしてくれます。
作業者が集中して成果を出すことと迅速なコミュニケーションのバランスがとれたツールだと言えます。

Skype for Business が終了予定

Skype for Business online のメインストリームサポートが2021年7月31日で終了します。
これから、Microsoft 365 とコミュニケーションツールをご検討される場合は、Microsoft Teams をご利用いただくことを強くお勧めします。

Skype for Business online のサポート終了がマイクロソフト社から提示され、今後は Teams に統合されていく方針が明らかになってきました。
一方 Skype for Business Server 2019 は 2024年1月9日 でメインストリームサポートが終了します。
オンプレサーバーで Skypefor business をご利用の企業では、今後の移行計画の検討が必要になります。
一つのヒントですが、先にご紹介した音声通話の部分についても当社の事例を参考にしてください。

Microsoft Teams への移行

Teams と Skype for Business の違いについてはすでにご説明しました通り、チーム内でのコミュニケーション機能は向上しています。
今まで Skype の操作に慣れているエンドユーザーは、移行トレーニングも必要になるかもしれません。
早めの移行計画の策定をお願いします。
今後テレワークが進展する場合にオンラインでのコミュニケーションツールはどうしても必要になります。

当社も Teams を使ってコミュニケーションの質を向上させてきました。
ご参考いただければ幸いです。

Microsoft Teams 導入事例(自社導入)

当社では、社内のコミュニケーションツールを「 Microsoft Teams 」へ置き換えることで生産性を大幅に向上しました。

Microsoft Teams を使うには

本当に有効なテレワークには Microsoft Teams のような誰にでも簡単に使えるコミュニケーションツールは不可欠です。
Microsoft Teams をお使いいただくために Micorsoft 365 が必要になります。
当社では豊富な導入経験を持って、お客さまに Micorsoft 365 活用の支援をしております。
ご相談お待ちしております。

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Web会議システムやチャットアプリと比較しながら、Teamsの優位性についてご紹介します。

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