テレワークにこそ最適!? SIM内蔵PCのメリットとは

作成日:2020/07/17
更新日:2020/11/16

お役立ちコラム

テレワークにこそ最適!? SIM内蔵PCのメリットとは

SIM内蔵PC(LTE対応PC)をご存じですか。
その名の通り、スマホなどに入っているSIMカードを内蔵できるPCです。
SIM内蔵PCはWi-Fiやモバイルルーターがなくても、単体でインターネットに接続できる高い利便性がありますが、それ以外にもユーザーにとっても管理者にとってもメリットがあります。

携帯の電波が入るところなら、どこでもインターネットにつながる

改めてSIM内蔵PCについておさらいしてみましょう。
SIM内蔵PCは、軽量で薄型のいわゆるモダンPC(近年のモバイルPC)のモデルとしてラインアップされ、SSDを内蔵して起動もスムーズなPCです。
今回ご紹介するPCは、スマホやタブレットが通信のために使うSIMカードを内蔵できるようになっています。
通信は携帯電話と同じLTE回線(いわゆる4G)を使いますので、LTE対応PCと呼ばれPCメーカーによってはワイヤレスWAN内蔵(対応)PCと呼んでいるところもありますが、基本的には同じものです。

その最大のメリットは、LTE回線経由で直接インターネットに接続できますので、Wi-Fiやモバイルルーター、スマホ・タブレットによるテザリングなどを使わなくても、単体でインターネットに接続できることです。
つまり、携帯電話の電波が入るところであればインターネット接続が可能です。

モバイルルーターやスマホが必要ないということは、これら通信機器のバッテリーの心配をしなくてもいい、ということもメリットと言えるでしょう。
通信機器やそれらのためのバッテリーを持つ必要がなくなるため、外出時に余分な荷物を減らすことが可能です。

接続に関しても使い勝手がよくなっています。
PCの電源を入れたらすぐにLTEが接続されますので、PCにログインしたらすぐインターネットアクセスが可能です。
起動の早いモダンPCですから、このPCの起動からネットワーク接続までのスムーズさはユーザーのストレスを低減してくれます。
テザリングでWi-Fi経由での接続ですと、場合によってはWi-Fi接続に時間がかかることがありますから、SIM内蔵PCのネットワーク接続のスムーズさはこのSIM内臓のPCのメリットになります。
スマホの接続性がPCでも実現できます。

テレワーク環境で使えば、ユーザーにとっても、管理者にとっても、会社にとってもメリットが

新型コロナウイルス感染防止のために、就業形態を原則テレワークに移行したり、テレワークの割合を増やしたりした企業が増えています。
実はSIM内蔵PCはテレワーク用のPCとして最適と言っても過言ではありません。

通信環境が内蔵されていますから、テレワークを行う社員の自宅通信環境の影響を最小限にすることが可能です。
今回のコロナ禍で、多くの人がテレワークを行うようになったことから、マンションなどの集合住宅では極端にインターネットの回線速度が遅くなったという声も耳にしました。
しかし、SIM内蔵PCならLTE回線を使いますので、このような影響は比較的受けにくくなっており、安定したインターネット接続が期待できます。

またテレワークでもう一つ課題となるのは、通信費を誰が負担するのか、ということです。
必ずしもすべての社員が自宅に常時接続の環境が整っているとは限りません。
若い社員などは、携帯しか持っていない場合もあり、自宅では自分のスマホからテザリングで接続しているといった人も珍しくありません。
このような場合、通信費は社員自身の自己負担となってしまいます。
手当などで補塡(ほてん)するという方法もありますが、そもそもどれぐらい使ったのか計測することも面倒ですので、このようなケースでは精算処理にも手間がかかってしまいます。

しかし、SIM内蔵PCであれば、業務で使うPCのSIMは会社契約にできますので、支払いはすべて会社側の負担にできます。
これは管理上のメリットと言えるでしょう。

また、法人用のSIMサービスでは、ボリュームディスカウントが適用されるものや、SIMによって直接閉域網に接続してVPNとして使えるものもあります。
このように、コストやセキュリティーの面でもメリットがあると言えます。
レンタルPCではSIMの契約まで含めて月額で提供しています。

このように、モバイル環境でもテレワーク環境でも、利便性が高く、その他のメリットも多いSIM内蔵PC。
いわゆる「ニューノーマル」時代のPCとして導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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