「テレワーク」と「在宅勤務」は同じ意味ですか?

技あり!PC活用術

部長から「テレワーク」を指示されましたが「在宅勤務」のことですよね?

確かに「テレワーク」は「在宅勤務」の意味で使われることが多いわね。

えっ、自宅で勤務する以外にも意味があるのですか?

うちの会社の「サテライトオフィス」って聞いたことある?

はい。営業部が取引先の近くに開設したオフィスですよね?

そう、そういった本社から離れたオフィスで働くのも「テレワーク」だし、出張先のホテルやカフェでPCをネット接続して仕事するのも一種の「テレワーク」よ。

説明

「テレワーク」とは、現在では主にインターネット通信網を使い、パソコンやスマ—トフォンなどの電子機器や通信端末を活用することで、活動する場所や時間にとらわれずに成果が出せる「働き方」のことです。
「テレビ」が「離れた場所」を意味する「テレ(tele)」と「見る」の「ビジョン(vision)」を組み合わせたように、「テレワーク」も「離れた場所」と「働く(work)」を組み合わせた造語になります。

その「テレワーク」の代表的な形が「在宅勤務」になります。

ですが「テレワーク」には自宅で働く「在宅勤務」だけでなく、「離れた場所で働く」という意味では郊外に開設した「サテライトオフィス」での勤務や出張先のホテルやカフェ、さらには移動中に働く「モバイルワーク」なども含まれます。

いずれにせよ「テレワーク」を導入するメリットとしては「通勤」をはじめとした移動を減らせることが真っ先に挙げられ、移動による時間や体力の消耗を防ぐことができます。

その一方で離れた場所、例えば自宅にいながら職場と同レベルの仕事環境や情報セキュリティーを確保するのは難しく、導入するときの大きな課題です。

さらに個人で仕事の時間管理がきちんとできるか、働き過ぎないか、プライベートとの切り分けができるか、などもポイントとなります。

いずれにせよ「働き方改革」が叫ばれる中、「テレワーク」は導入可能な職種、企業からでいいので推進していくべき「働き方」なのは間違いないでしょう。

そんな中、災害や疫病などでオフィス出社が困難になっても事業を継続できる体制が企業にとって重要課題になっていることも「テレワーク」の導入を後押ししています。

執筆者: 林 俊二

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