研修用パソコンの調達にはどんな方法がある?
購入・レンタルに適したケースを紹介
PC管理
レンタル
- 公開:
- 2025/06/20
新入社員研修などで一時的に多数のパソコンが必要なケースでは、「自社で所有する既存のパソコンを研修用に再設定すべきか」「思い切って新しく購入するべきか」と悩むIT担当者も多いのではないでしょうか。
既存のパソコンを再設定して使う場合、社内業務との兼ね合いや初期化・キッティングの作業が発生するため、準備に大きな手間がかかってしまうこともあります。
一方で、新規購入となると多額のコストがかかるだけでなく、研修後は使い道に迷う可能性もあるため、慎重に検討する必要があります。
このようなときに有効なのが、研修のタイミングに合わせて、必要な台数だけパソコンをレンタルすることです。
レンタルなら導入コストを大幅に抑えられるだけでなく、サービスによっては、オプションを追加することで初期設定 (キッティング) を済ませた状態で納品することも可能なため、準備の負担も軽減されます。
また、研修終了後には返却できるため、保管スペースや管理工数の問題も解消できるでしょう。
この記事では、研修用のパソコンの調達方法を検討しているIT担当者の方に向けて、社員研修で使うパソコンをどのように準備すべきかをご紹介します。
既存のパソコンの使用や新規購入、レンタルといったそれぞれの方法を比較したうえで、パソコンレンタルサービスを活用するメリットやレンタル業者の選び方もあわせてご紹介するので、「社内のパソコンの数が足りない」「購入は予算的に厳しい」「研修後は保管場所に困る」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
当社では、最短1週間・1台からパソコンがレンタルできるサービスを展開しています。
以下リンクから、当社が提供するPC関連サービスをご覧いただけます。
研修用のパソコンを調達する方法を比較
研修用のパソコンを調達する方法には、自社で保有している既存のパソコンを使う、新たにパソコンを購入する、レンタルサービスを利用する、という三つの選択肢があり、研修の頻度や規模、予算、社内リソースによって最適な方法が変わるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解しておくことで、スムーズな研修準備が可能です。
以下では、各方法の具体的な内容を詳しくご紹介します。
自社で所有しているパソコンを研修用に設定する
社内で保有しているパソコンを研修用に使用する方法は、コストをかけずに済む点が大きなメリットです。
追加で投資をせずにパソコンを調達できるため、特に小規模な研修や少人数で行う研修の場合におすすめです。
しかし、業務で使用しているパソコンを一時的に研修用に回すことで、現在行っている業務への支障が出る可能性があります。
また、パソコンの初期化や研修用ソフトのインストールといった準備が必要になり、IT担当者や管理者の負担が大きくなりやすい点には注意が必要です。
また、複数の端末の設定には時間と手間がかかり、研修直前になって慌てて対応するケースも少なくないためご注意ください。
研修用のパソコンを新しく購入する
長期的・継続的に研修を行う予定がある場合、新たに研修用のパソコンを購入する選択肢もあります。
購入してしまえば、研修のたびに調達の手間がかからず、研修内容に合わせてスペックや性能を自由に選べるため、安定した研修環境を整えやすいという強みがあります。
しかし、初期投資額はほかの方法と比べて大きくなりがちなため、使用頻度が低い場合は、費用対効果が低くなる恐れがあります。
また、保管スペースの確保や定期的なメンテナンスを行うリソースの確保といった課題も発生し、使用後に次の方へ引き渡すための清掃作業も、運用上の負担となることがあります。
特に、高価なパソコンを導入した場合は、資産管理や減価償却の手続きが必要になる点も理解しておく必要があります。
パソコンをレンタルする
一時的に複数台のパソコンが必要な場合は、レンタルサービスの活用もおすすめです。
レンタルであれば必要な台数を必要な期間だけ借りられ、費用を大幅に抑えられます。
さらに、研修終了後はレンタル業者へパソコンを返却できるため、保管スペースや管理コストの心配もありません。
大人数の研修や外部会場を利用する場合や、複数拠点で同時開催する場合にも柔軟に対応できる点が、レンタルの大きな魅力といえます。
状況別・研修用パソコンを調達するおすすめの方法

ここまで、研修用のパソコンを調達する主な方法をご紹介しました。
研修用パソコンの調達方法として、自社で保有するパソコンの使用、購入、レンタルのどの方法が適しているかは、研修の頻度や期間、予算、IT担当者のリソースなどによって異なります。
以下では、どのような場合において自社で保有するパソコンの使用・購入・レンタルが向いているのかをご紹介します。
とにかくコストを抑えたい場合は既存のパソコンを再設定するのがおすすめ
予算を最小限に抑えたい場合、既存のパソコンを再設定して活用する方法が有効です。
新たにパソコンを購入したりレンタルしたりする場合、初期費用や月額費用が発生しますが、既存のパソコンを再利用することで、これらのコストを削減できます。
再設定には、不要なデータの削除、必要なソフトウエアのインストール、ユーザーアカウントの設定などが含まれます。
これらの作業をIT担当者が行うことで、外部委託の費用も抑えられます。
ただし、パソコンの性能や状態によっては、うまく動作せず研修に支障をきたす可能性もあります。
そのため、再設定を行う際は、パソコンのスペックや状態を事前に確認し、必要に応じてメモリの増設やハードディスクの交換などの対応を検討することが重要です。
何度も研修を行う場合は購入がおすすめ
定期的に同様の研修を実施する企業や、長期的に研修用のパソコンを使用する予定がある場合は、購入が適しています。
購入することで、初期費用は高額になるものの、長期的に見ればコストを抑えられるでしょう。
また、自社のニーズに合わせたスペックや機種を選定できるため、研修内容に最適な環境を整えることが可能です。
ただし、購入したパソコンは資産として管理する必要があり、保管スペースの確保や定期的なメンテナンスが必要です。
また、パソコンは新たな機能や高いスペックを持つ新機種が次々と提供されるため、数年後にはニーズに対してスペック不足となる可能性もあるため、長期的な視点での導入計画が重要です。
一時的にパソコンを調達したい場合はレンタルがおすすめ
一時的な研修など短期間の使用を予定している場合は、パソコンのレンタルがおすすめです。
レンタルを利用することで、初期費用を購入よりも抑えつつ、必要な期間だけパソコンを使用できます。
さらに、レンタル期間中に故障・不具合などのトラブルが発生した場合でも、迅速なサポートや代替機への交換が受けられるため、研修の進行に支障をきたすリスクを軽減できます。
研修後はパソコンを返却するだけで済むため、保管や管理の手間も省けるでしょう。
パソコンレンタルサービスを利用するメリット
ここまで、研修用のパソコンを既存パソコンの使用・購入・レンタルのどの方法で調達すべきか悩む方に向けて、それぞれの選択肢が適しているケースをご紹介しました。
年々、パソコンのレンタルを検討する企業が増えており、調達方法の一つとして確実に浸透しつつあります。
ここからは、研修内容や調達台数、パソコンを使用したい期間、コストなどを問わず柔軟に対応しやすいパソコンレンタルサービスを利用するメリットについてご紹介します。
研修内容に合わせてパソコンを調達できる
パソコンレンタルサービスを利用することによって、研修内容に応じて最適なスペックのパソコンを選定できます。
例えば、一般的なビジネスソフトの操作研修であればスタンダードなスペックのモデル、画像編集や動画編集など高負荷な作業を伴う研修であれば高スペックのモデルを選ぶことも可能です。
これにより、研修の目的や内容に最適な環境を整えられ、参加者が効率よく研修を受けられるでしょう。
一度に大量のパソコンを調達できる
大規模な研修や複数拠点で同時に行う研修では、多くのパソコンを一度に用意する必要があります。
パソコンレンタルサービスを利用すれば、数十台のパソコンを短期間で調達でき、数百台規模のパソコンを調達可能な業者もあります。
これにより、急な研修の開催や参加者数の増加にも柔軟に対応可能です。
さらに、レンタルサービスでは、同一機種のパソコンをそろえられるため、研修中のパソコンの操作説明やトラブル対応をスムーズに行えます。
これにより研修を円滑に進められるようになり、参加者全員が同じ環境で効率よく学習できる点もメリットといえるでしょう。
パソコンレンタル業者の選び方

研修用パソコンをレンタルしようと業者を選ぶ際には、「パソコンのスペックが研修内容に適していなかった」「想定よりも多くのレンタル費用がかかってしまった」といったトラブルを防ぐためにも、サービス内容の明確さ、パソコンの機種・在庫の豊富さ、そしてレンタル費用が予算に合っているかを確認することが重要です。
以下では、それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
サービス内容がわかりやすく対応が丁寧か
レンタル業者を選ぶ際には、提供しているサービス内容が明確であり、問い合わせやトラブル時の対応を迅速かつ丁寧に行ってもらえるかを確認しましょう。
例えば、キッティングサービスを提供しているか・オプションで追加できるか、パソコンの配送・回収の手配をしてもらえるか、故障時のサポート体制などが整っているかといった点を確認しましょう。
これらの情報がWebサイトやサービス資料などで明確に記載されている業者は、信頼性が高いといえます。
また、過去の実績や導入事例などを確認することでも、業者の対応品質を把握できます。
パソコンの機種・在庫が豊富か
研修内容に応じて適切なスペックのパソコンを選定するためにも、レンタル業者が多様な機種を取り扱っているかを確認しましょう。
例えば、一般的な業務用のノートパソコンから、グラフィック処理を強みとする高性能モデルのパソコンまで、幅広いラインアップがある業者を選ぶと、研修の目的に合った機種を調達しやすくなります。
また、大規模な研修や複数拠点での同時開催を予定しており、大量のパソコンを調達する場合は、必要な台数を確保できる在庫の潤沢さも確認すべき重要なポイントです。
レンタル費用が予算に合っているか
レンタル費用は、パソコンのスペックやレンタル期間によって異なります。
一般的に、スペックが高いほど費用は高くなり、レンタル期間が長いほど日割りの料金は安くなる傾向があります。
また、業者によっては長期レンタルによる割引など、さまざまな料金プランを提供していることもあります。
自社の予算や研修の規模に応じて、最適なプランを選択することが重要です。
研修用パソコンの調達にお困りの方へ
ここまで、パソコンレンタル業者の選び方をご紹介しましたが、信頼性と柔軟性の両方を備えたレンタルサービスを選ぶとなると、どの企業を選べばよいか迷われる方も少なくありません。
こうしたお困りごとに対し、横河レンタ・リースのレンタルサービスも解決策の一つとしてご活用いただけます。
サービスの特長
ご利用期間や規模に応じて柔軟に対応できることから、当社のレンタルサービスはさまざまな業種や用途でご活用いただいています。
以下では、当社のサービスの特長をご紹介します。
研修期間に合わせた調達が可能
当社では、最短1週間から希望の期間に合わせて柔軟なレンタル契約が可能です。
これにより、短期集中型の研修から長期的なスキルアッププログラムまで、さまざまな研修スケジュールに対応できます。
また、レンタル期間の延長や途中解約にも柔軟に対応しているため、研修計画の変更にもスムーズに対応できます。
大規模な研修に合わせた大量調達が可能
当社では100万台のレンタル資産を保有し、マルチベンダーでの豊富な品ぞろえをしています。
これにより、研修内容や業務ニーズに応じた最適な機種を選定できます。
また、1台から数十台、数百台規模まで、必要な台数を短納期で納品など柔軟な対応が可能なため、大規模な研修や急なスケジュールの研修にも迅速に対応できます。
コストを最小限に抑えたレンタルが可能
必要な期間だけレンタルすることで、無駄なコストを削減できます。
なお、当社のパソコンレンタルサービスでは、保守・サポート費用がレンタル費用に含まれており、万が一の事故や盗難に備え、動産保険にも加入しています。
トラブル発生時には、迅速に代替機をご用意するなど、IT担当者の負担を軽減します。
また、利用後のパソコンは当社へ返却いただくため、廃棄にかかる手間やコストも削減できます。
キッティングが完了した状態での納品が可能
研修用パソコンの準備には、OSのアップデートや必要なソフトウエアのインストールなど、多くの手間と時間がかかります。
当社では、キッティングサービスも合わせて提供しており、担当者の負担となる設定作業を代行したうえで、設定済みの状態でパソコンを納品することが可能です。
これにより、研修開始前の準備時間を短縮し、担当者の負担軽減をサポートします。
詳しいサービス内容については、以下のページをご覧ください。
まとめ
この記事では、研修用パソコンの調達方法を検討しているIT担当者の方に向けて、研修で使うパソコンをどのように準備すべきか、それぞれの状況に適した調達方法をまとめました。
中でもパソコンレンタルサービスに着目し、利用するメリット、レンタル業者の選び方などをご紹介しました。
研修用パソコンの調達方法としては、自社で保有しているパソコンの使用以外に、購入、レンタルの選択肢がありますが、特に短期間の研修で使用する場合や導入時の負担を減らしたい場合には、レンタルが有効です。
横河レンタ・リースではご利用期間や用途に応じた柔軟なご提案が可能です。
研修用パソコンの調達にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。