INTERVIEW - 02 自分が声を上げ、実際の業務を
取り入れられたことが
私の大きな自信

MP事業本部 相模原テック 生産技術課
入社11年目

入社したきっかけ

大学時代は工学部で物理学を専攻していた私は、学生時代での学びと経験を活かすために、就職活動では電機メーカーを中心に企業説明会に参加していました。

就職活動が本格化する時期でもなかなか企業を絞ることができずにいた私は、大学の授業や研究室での実験で使用していた計測器の展示会があることを知り参加しました。展示会では、私の想像した以上に計測器のメーカーは多くあり、メーカーそれぞれに強みの分野があることを知りました。その展示会への参加以降、計測器メーカーに興味を持ち調べていくうちに、リース・レンタル業界に属しながら、メーカーの強みを持っている当社に惹かれ、選考に進むことを決意しました。選考を進んでいく中で、計測器・IT機器のレンタルという企業の事業運営に欠かせない「品質」の維持・向上に大学での学びを活かしたいという思いが強くなっていきました。また、当社の事業内容だけでなく採用担当者や選考で関わった方々の人柄と雰囲気の良さにも惹かれ入社を決めました。

入社前と入社後のギャップという話はよく聞きますが、悪いギャップを感じなかったというのが正直なところです。新入社員の頃は、集合研修やOJTにより仕事に取り組みやすい環境を作っていただき、特に上司やOJTの先輩には分からないことをわかるまで何度でも聞ける雰囲気を作ってもらい、焦らず仕事を覚えることができました。選考で感じた人柄と雰囲気の良さをあらためて感じた1年でしたね。現在もその環境は変わらず、年齢に関係なく自分のやりたいことや意見を取り入れてもらえる環境があり、楽しくのびのびと働くことができています。

当社での仕事

私は今、計測器を取り扱うテクニカルセンター(以下、テック)に所属し、テック全体の生産性向上や効率化を目指す部署に所属しています。全社で取り組んでいるデジタルトランスフォーメーション実現のために、既存業務のデジタル化(デジタイゼーション)や、デジタルデータ活用による生産性向上(デジタライゼーション)に日々取り組んでいます。

例えば、これまでは作業するときに紙のチェックシートを使っていましたが、電子化することによって、作業の効率化だけでなくデータを収集・分析することが可能となり、数値に基づいた各作業ラインの課題の発掘・見える化に活用しています。他には、人が作業していたものに対して自分でプログラムを組み簡易なロボットをつくり、工程を自動化して生産性を上げる取り組みをしています。今は、AIを搭載した文字の読み取り技術であるAIOCRを活用して、計測器の校正書類の記載内容に間違いがないかを自動で判定できないかなどの検討をおこないテックの最適生産を目指しています。

私がこの仕事をするうえで心掛けていることは、「頼まれたことは、まずはやってみる」ことです。技術難易度が高くても挑戦したいし、自分が助けてもらったように一緒に働く仲間を少しでも助けられるように学び続けることを意識しています。そして、新しいシステムを提供した時に、現場から「楽になったよ」と言ってもらえることにとてもやりがいを感じています。

忘れられない出来事

約3,000種類ある作業チェックシートの電子化プロジェクトに取り組んだことです。実は、このプロジェクトは私が現場の意見をくみ取り改善の声をあげて発足したものです。当時、私はまだシステムの導入経験がありませんでしたが、上司からプロジェクトリーダーを任せてもらい、うれしさと不安でいっぱいだったのを今でも覚えています。初めて任されたプロジェクトリーダーではありましたが、正直大変なことばかりで、何度もトラブルに見舞われ、導入できるかどうか不安になるときもありました。そんな時には先輩が支えてくれたり、プロジェクトメンバーと、毎日他に方法がないか考えたり試行錯誤し、その結果、無事に導入することができました。

自分が声を上げて取り組んだ仕事が認められて、実際の業務に取り入れてもらった経験は私にとって大きな自信になり、そして、この経験が今の自分につながっていると感じています。

将来の目標

計測器の知識に加えてIT知識も習得して、テックの最適生産を実現したいです。最適生産が実現できれば、お客さまへよりよい「品質」で計測器を提供することが可能になります。最適生産を実現するためには、現場の仕事を自分が一番理解する必要があります。今の所属部署でのやりがいもとても感じていますが、他の部署でも経験を重ねて、プロジェクトマネジメントやITスキルなどを身に付けたいと思っています。そのために、社内の研修以外にも自ら学ぶことを意識しています。

技術難易度が高い仕事をするうえで、新しい知識を取り入れることはとても大切だと感じるので、常にアンテナを立ててさまざまな情報を吸収し、成長していきたいです。

就職活動をしている学生へ一言

事業に対して共感できる会社を選ぶことが大切だと思います。例えば、ただモノを売るにしても、自分が自信を持って売れるものでないと、やりがいはなかなか感じられないかなと思います。自分の好きなことや誰かのためになることが想像できる仕事に就くのが一番大切だと思っています。ぜひ、自分の働いている姿を想像し就職活動に臨んでみてください。

他の社員インタビュー