アスリート社員インタビュー

2018年入社 南 早紀
所属チーム:横河武蔵野アルテミスターズ
2019年ラグビー女子日本代表キャプテン
2019年The Barbarians Football Club Ltd選出

3歳から始めたラグビー

ラグビーをはじめたきっかけは兄。
兄がラグビーを始めたとき「私もやりたい!」その一言からラグビー人生がスタート。

ラグビーの魅力

ラグビーは15人で行うスポーツです。15人一人ひとりの個性に合ったポジションがあり、ポジションごとに役割や特性があります。さまざまな個性を持った15人が、試合では同じルールの上で、一つのボールを追いかけ戦う姿は、見ている人の心を熱くさせます。
そんなラグビーの魅力は、互いに個性を認め、尊重し合うことができるところだと感じています。

私は、ラグビーがつらいと感じたことはありません。それはいつも仲間に支えられ、周囲の協力があるからです。仲間に恵まれ大学進学後もラグビーに没頭する日々を過ごしていました。
そんな中、大学2年生の時に初めて日本代表に選出され、自分の実力が認められた!とうれしくなりました。しかし、スタートメンバーの発表で私は呼ばれませんでした。発表直後は、落ち込み自信をなくしましたが、今までの自分の姿を振り返り、見つめなおすきっかけとなりました。この経験から、自分へ矢印を向けることの大切さを学び、うまくいかなくなったときは、自分の姿を振り返るようにしています。

壁×成長

日本代表スタートメンバーに入れなかった大学時代の挫折経験は、自分の実力を過信していたことが要因の一つであると思いますが、最大の要因は、周りに目を向けていなかったことだと思います。この挫折経験をきっかけに、周囲を気に掛けるようになりました。自分がラグビーをできているのは、周囲のサポートのおかげであることや、メンバーでもノンメンバーでもチームのために全力で取り組むことの大切さに改めて気が付きました。

キャプテン×チーム

私がキャプテンを務めたのは社会人になってからでした。それまでは、キャプテンのサポート役であるバイスキャプテンを任されることが多かったです。社会人になりラグビーを通じて、またキャプテンを務めたことで、チームをよくするためにはどうするべきなのか、その場に応じた声掛けや行動などを考え行動ができるようになりました。まだまだ未熟ではありますが、キャプテンとして、互いに協力し合い成長できるチームを目指したいと思います。

ラグビーを通じた社会貢献

小学校のタグラグビー授業支援、PHJ(ピープルズ・ホープ・ジャパン)の募金活動など多くの社会貢献活動を行ってきましたが、その中でも、最も印象に残っているのは小学校へ「夢」についての授業を行ったことです。小学6年生を対象に授業を行いましたが、生徒の中には明確に夢を持っている生徒もいれば、何も夢がないという生徒もいました。また夢がないことを恥ずかしいと感じている生徒もいました。しかし、話を聞いてみると多くの生徒が夢とまではいかなくても、何かしらの目標や目的をもって生活していました。それを聞いて、夢に大小はなく、他人と比べる必要もないと伝えました。授業を終えて生徒一人ひとりから手紙をいただきました。そこにはさまざまな思いや感じたことなどが書かれており、私自身も考えさせられ、逆にパワーをもらいました。授業をきっかけに心境の変化があったと書いてくれている生徒もいて、授業をしてよかったと心から思いました。
このような活動を通して、多くの方にラグビーの魅力を伝え、ラグビーを日本の文化にしていきたいです。そして、ラグビーの魅力である、個性を認め尊重し合う、そんな社会にしていきたいです。

夢だったワールドカップが目標になりました!

2017年のワールドカップでは5戦1勝4敗という結果に終わり、悔しい思いをしました。自分の無力さを痛感しましたし、ワールドカップで勝つことの難しさも学びました。ワールドカップではどんなに‟良い試合”をしても、勝たなければ日本への影響という意味では、何も残りません。
2022年のワールドカップに向けては、同じ思いをしないためにも、どのような努力が必要か、2017年のワールドカップの経験を活かしまい進しています。

結果を残すことはもちろんですが、2022年のワールドカップで今の自分が4年前の自分よりどれだけ成長しているのか、自分の実力が世界にどれだけ通用するのか、挑戦できることをとても楽しみにしています。

最後に

横河レンタ・リースには、私の活動への理解、支援をしてくださりとても感謝しています。
またラグビーだけをしていたら関わらなかった方とも出会い、その出会いを通して成長することもできました。当社には、頑張る人を支援し評価するシステムがあります。そして頑張る人を応援してくれる心温かい社員がたくさんいます。ラグビーを知っている人も知らなかった人も社内にいると声をかけてくださり、応援してくださいます。それは他社にはない魅力だと思っています。また、同期の活躍も刺激になっています。私の同期は人数が多くさまざまな場所で活躍しています。その活躍を聞くとうれしくもあり、負けられないという気持ちにもなります。