INTERVIEW - 05 顧客向けポータルサイトをゼロから構築
徐々に形にしていく過程が面白い

事業統括本部 ソフトウェア&サービス事業部 開発課
入社6年目

入社したきっかけ

大学で主にプログラミングと教職関係の勉強をしていた私は、特に業種や職種を絞ることはせず、幅広く就職活動をしていました。その中で、会社を選ぶ条件として心に決めていたのは、私が将来出産した後も働き続けられるかどうか、という部分でした。

当社を知ったのは、毎日数社ずつ来校してお話ししてくださる学内セミナーです。そこでお話ししていた方々の対応が丁寧で、物腰がやわらかくて、とても印象が良かったのです。それまでにもいくつかの企業説明会に参加していましたが、群を抜いて丁寧でした。最初の会社説明会から、社員面談を含む最後の選考まで、社員のみなさんが一貫して雰囲気が良く、働きやすさを感じたことが、会社を決める決め手になりました。

このとき私が抱いたイメージは、入社後も崩れていません。実際に当社は、穏やかな人が数多く働いています。産休を取得しているのはもちろん、育児時短勤務制度を利用している女性社員は、かなり多いです。気になっていた女性のシステムエンジニア(SE)も、社員数は少ないですが、産休後に復帰されている方がほとんどということで、安心しています。

当社での仕事

私が所属する事業統括本部ソフトウェア&サービス事業部は、会社の主軸であるレンタル事業をさらに進化したサービスとして提供できるような自社製品を開発しています。そして、私の具体的な業務はその自社製品である「Cotoka(Device as a Service)」を導入したお客さまにご利用いただく、ポータルサイトの構築・運営です。

サイトの見た目やサイトの裏側で処理するデータベースを作る作業は、モノづくり的な面白さがあります。開発言語の習得やプログラミングの論理的な思考力を身に付けるのは大変ですが、まっさらな状態からサイトやアプリを自分の手で徐々に形にしていく過程に、面白さを感じています。

現在、5人のチームで分担して業務に当たっていますが、役割をきっちり線引きすることは難しく、作業範囲が重ならずに隙間ができるところもあります。そうした部分は声かけや報告で埋めていくしかありません。ひとりでできることには限りがあるので、チームメンバーがスムーズに連携できるよう、一緒に働く人への気遣いを大事にしながら、より良いものが作れるようにと心がけています。

忘れられない出来事

私は、入社後4年間はITインフラのエンジニアリング部門に所属していて、お客さま先を訪問してサーバーの設定・構築などを行っていました。最初は上司や先輩に同行して、作業の一部分を担当していましたが、徐々に広範囲の作業を任せてもらえるようになりました。そして、最終的には上司や先輩と同じ立ち位置で、お客さまとの対面でのやりとり、作業範囲の決定、各作業の担当者決め、設定書の用意という一通りの流れを全部任されるようになったのです。20台前後のサーバーをお客さまの要望に合わせて構築したときは、大変でしたが大きな達成感がありました。

ここに至るまで、本当にいろいろな人に助けていただきました。ある案件では、納品前に現地作業で設定ミスが発覚し、当該箇所の修正作業とサーバー全台の確認作業を、休日返上でチームメンバーにも一緒に対応してもらったことがあるのです。トラブルなどで精神的につらいとき、少し気遣いの声をかけてもらうだけで気持ちがぐっと楽になりました。このときの経験から、私も周囲に目を配り、仲間が困っていたら気遣いの言葉をかけるようにしています。

将来の目標

私はソフトウエア開発の工程の中で上流と言われる要件定義や仕様策定、さらには開発に必要な情報の選定などを過不足なくスムーズにできるような存在になりたいと考えています。この目標を達成するために、まずは実際の開発、特にコーディングを実務で携わりながら勉強しています。コーディングが理解できていないと良い設計ができません。そのため、まずはコーディングのレベルをもっと上げて、知識やスキルを身に付けて、ソフトウエアの設計に反映していきたいです。

就職活動をしている学生へ一言

私は就職活動のとき、エンジニアの業種や職種研究をあまりしていなくて、実際にエンジニアにはどんな種類があるのか、全然理解していませんでした。入社してみてわかったことですが、エンジニアと一口に言っても、仕事内容や役割、立場が大きく変わります。ですので、自分がどのような役割のエンジニアになりたいかを、できるかぎり調べた方がいいと思います。

また、面接などでは会社に合わせようとして背伸びをせずに、等身大の自分で面接に臨むことをお勧めします。そのほうが、入社後のギャップが少なく、自分の素を出せる会社と出会えると思います。

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